今はK-POPにはまっている母が、20年ほど前にぽろっと言っていたのですが、

「最近の歌詞は直接的な表現が多すぎて、ことばの意味を推し量る人が減ってきたのか、

歌詞に厚みがない…」と。

ちょうどその頃は90年代、ガチャガチャした音楽が流行っていたのですが、

私はその時代、洋楽にどっぷりはまっていたので、邦楽をあまり知らないのですが、

(夏の日の1993は大好きです!)当時は某ファミリーの歌が全盛の時代でした。



2000年に入ってから、洋楽もなんだかストリート系といいますか、ダンス系といいますか、

聴かせる曲が減ってきたので、邦楽に転向したところ、

爽やかに皮肉る若干時代に逆行したキンモクセイにはまりました。

歌詞はとても奥が深く、久しぶりのヒットでした。

彼らが活動休止し、胸にぽかんと穴が開いていたある日、

放送シーズン中でもあるのに視聴率アップのためでしょうか、

昼下がりにドラマの再放送が始まったのですが、

”なんて美しい声…”

その素敵な声に、なんていうバンドなのか、調べようと思ったのですが、

すっかり見逃してしまいました。

その後、いろいろあって、flumpoolに辿り着いた次第です^^



そして、flumpoolのCDを聴くたびに、韻を踏んでいたり、

ハッ!と気づかされたりと、音楽もすばらしいのですが、

奥深く、推し量らないとその意味をかみ締められない、

内容が凝縮された歌詞の凄さに気づかされました。

しかも、聴くたびに味が出てくるといいますか^^



確かに現代の邦楽は、軽いノリの、ヒップホップっぽいようなレゲエもどきのような、

なんだか使い捨ての音楽が蔓延しているように感じますが、

flumpoolの音楽は、その歌詞の奥深さと、曲の力強さ”ロック”感が、

優しく包まれたかと思えば、泥臭くたたみ掛けるような、

美しくも力強い芯があるなぁと感じます。



活字離れの今の時代に、言葉の大切さを教えてくれる

そんな歌詞にも思えました。







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