化粧品についてもっと知りたくなったので、いろいろと調べていました。

私が好きな化粧品メーカーはつかみどころのない漠然としたCMで、

せっかく安全で質が良くても、どうもそれが伝わってこないので、

いつも残念だなと思っていたのですが、

旬の女優陣を独占している花椿でおなじみのS社は、

大概友人や知人から、「きついからK社の方がいいねん…」

「Sはかぶれたからいややねん…」

みたいなことを実際聞きました。

私の母も、若い頃に全セット購入したところ、

楽しみにしながら使用したら、すぐに湿疹が出たらしく、

同僚にあげたとか。

結局、K社にしたら、肌に合ったそうでした。

ぶっちぎりの化粧品トップS社ですが、

知り合いの元S社美容部員の方とお話したところ、

「SのBAだったけど、実は私、K使っててん^^」

と、自分の会社の商品ではなく、ライバル会社のもののほうが、

肌にやさしくて良かったとのことでした。

びっくりです@@



そして、なんとなく、母から話は聞いていましたが、

戦後の高度経済成長期にぐんと規模を大きくした化粧品メーカーによる、

社会問題ともなった化粧品公害といわれた、

S社、P化粧品をはじめとする大手7社が訴えられた裁判について、

(インターネットとは便利なのか、はたまた、いつまでも過去をぬぐいされないという

恐ろしさがあるといいますか)調べてみたところ、ちょうど1977年にそれはあったそうです。

当時、母のちょっと上の世代の多くの女性が、被害に合われたそうです。

今世紀に入ってからの化粧品公害といえば、茶の石鹸による小麦アレルギーの被害ですが、

この戦後の化粧品公害は、女子顔面黒皮症という、とてもショックな皮膚病の発症でした。

最近やたらとCMが多くなってきたお財布に安心かつ無添加化粧品メーカー数社も、

実は過去に化粧品被害のメーカーに入っていました。というか、国内メーカーほとんど…

だから、”アレルギーはすべてのひとにおこらないというわけではありません…”

みたいな文言が記載されるようになったんですね…



ただ、かぶれ、湿疹、かゆみは、どの化粧品も、最初のシグナルで

人間の皮膚の数だけあると思います。

それがあったらまず使用をやめることです。

でも、特に最初は問題なく、でも長年使っていて、

ふと、尋常じゃない症状が大勢の人の皮膚に同じように発症するというのは、

クレームだけでは済まされないことです。

その一番恐ろしい症状”女子顔面黒皮症”を発症させた化学成分が、

7社が製造していた化粧品に含まれていたため、

裁判になったそうです。(大阪化粧品公害訴訟-1977年18人の女性によるS、P化粧品、N製薬、R製薬(現O化粧品)、K化粧品、MF(買収前)を被告とする訴訟)



化粧をしない人の肌が一番綺麗といいますが、

人間社会で生きていくためには、勤め先だったり、マナーだったりと、

化粧をしないわけにはいかない機会がほとんどです。

また、オゾン層の破壊による紫外線の直撃で、皮膚ガンにもなりやすくなってしまう…

そうなると、少しでも肌に負担のない安全な成分で成り立っている化粧品で、

守るということも大切になってきます。



安い日焼け止め下地による酸化から結局くすんで黒くなったり…

実際、まだシミも気にならない若い頃はすぐにはわかりませんが、

良い化粧品かどうかは、歳をとってからわかるそうです。

歳とってから綺麗になっても…と思いますが…



派手なCMに踊らされない、クチコミサイトに左右されない、

自分の肌と向き合いながら、自分に合った化粧品を選択をして、

スキンケアをしていきたいなと思いました。







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