僕も25歳になり、自分がどういう性格で、どういうことに重きを置いて生きていきたい人間なのかが、自分なりにはだいたい見えてきたと思う。
それが、「現実」を見ているのかどうかは、別としてね。
(これに関しては、僕のブログの「僕のこと、知ってる?」についての記事を読んで欲しい)
20になったばかりのときは、25になればみんな働いているんだろうなって思ってたんだけど、
「現実」は案外働いてる友人は少なくて、たまにバイトしてるとか、まだ勉強してるとか、働きたいけど無理、とか。
そんなやつも、2割くらいいる。
全然関係ない話だけど、僕はバイトのことを仕事っていうのは良くないと思う。
雇う側としても、バイトに個性とか責任とかを求め始めたら、辞められたときの穴が埋められなくて最後には自分が困ることになる。バイトを雇っているのに、任せすぎたせいで、経営の目がいきわたらなくなってしまっている現場をたくさん見たことがある。
働く側としても、これが仕事なんだ!って思いすぎたら、なんのためにバイトしているのか、わからなくなっていくと思う。
なんでバイトするか、って理由はいろいろあると思うんだけど、
「やりたいことがあるから」
だと思うんだ。
大学行って勉強がしたいから、バイトしながら通う。
アイドルのライブにたくさん行きたいから、バイトする。
俳優になりたいから、バイトしながら稽古する。
別に理由はなんでもいいや。
要は本業があるでしょって話で。
それが、バイトのために行けないライブがあったりしたらダメでしょって話になる。
まあ、のぎおび見れないとかは仕方ないと思う。
あれは、前日にメンバーを発表するって形式がソーシャルサイコパス(SP)だから。
でも、卒コンの日にバイトしてたらヤバイでしょって感じ。
たとえ仕事でも、それは良くはないと思うけど、ある程度仕方ない部分もあると思う。
それが仕事とバイトの違いだし、
「仕事が、やりたい仕事じゃなきゃダメ」な最大の理由だと思う。
バイトなんて別にやりたくなくていい。
つまんなかったら辞めたらいい。
でも、自分の本業として仕事を選ぶんだったら、
この仕事のためなら、ライブ1回、都合つかなくても納得できるかな。
って思えないとダメなんだと思う。
逆に言えば、仕事のためにこんなに我慢しなくちゃいけないの??
って思うんだったらその仕事はやめて、もっと好きになれる仕事を探した方がいいんである。
現実的にお金が必要じゃん!
とかいう人は、見ている「現実」が違うんだと思う。
「現実」的に、25にもなって働いてねぇヤツは2割くらいいるし、
そういうヤツほど、「ウチらもそろそろ現実見て働かなきゃね」とか言いながら、
同時に、「でも現実的に考えて就職したら婚期遅れるんじゃね?」と真剣な顔で言ってるんである。
だからまあ、「現実」なんてものは、見る人によってさまざま変わりゆくのに、
単に今の自分から手の届く範囲のことを、「現実」とか言って線引きしているだけに過ぎないのだ。
半径85センチを勝手に「この手の届く距離」とか決めちゃってね。
それじゃあ、2足歩行の動物に生まれた意味がない。
立ち上がって、歩き始めれば、手はどこにでも届く。
もちろん、お金が要らないって言ってるわけではないと思う。
でも、それは現実的に考えているのとは違うだけ。
お金持ちになった方がいいっていうのは、単なる幸せの価値基準の固定観念であって、
じゃあお金持ちになる方法を探せばいいし、そのためにあらゆることを犠牲にする覚悟があるなら、きっとうまくいくと思う。
一方で、好きなことをするってのもとっても大事だし、それも幸せなんだ。
大好き!夢中!って感じのことに巡り合うのは難しくても、
あーーなんとなくこうしている時間は落ち着くなぁ
みたいな。それが好きってことだと思う。
結局のところ、優先順位を決めるってことなのかな。
・人間らしい生活をしたい
・アイドルを応援したい
・マズイ飯は食いたくない
・好きな人と結婚したい
・とりあえず結婚したという事実が欲しい
って感じのしたいことのリストがあって、
まあ、「アイドルの応援」ができるなら「人間らしい生活」は我慢できるかなとかを自分で考える。
そうすると、仕事とお金とが、自分の人生の優先順位の中のどの位置に属しているのかを
ハッキリと自覚することが出来る。
それが良い「仕事の選び方」じゃないかなって。
自分の人生の優先順位に合っていないのに「現実的に」仕方ないんだよね
っていうのは、本当にもったいないと思う。
そうすれば、
「私と仕事、どっちが大事なの??」
って聞かれても答えられるし。
というか、本当に納得して好きな仕事をしている人は、
そもそも自分で納得して休んでいるし、その上で旅行の大切さを理解したから同行しているので、奥さんとの旅行中にだらだら仕事をしてしまうなんてことにはならないのだけれどね。たいていの場合。
どんなに好きなことでも、ずっと好きでいるというのは難しいもんだし。
(これについては、僕のブログの「一度嫌いになってみる」という記事を読んでほしい)
本当に人生に良し悪しはない。
全ては等しく経験で出来ている。
新しい人生を踏み出すとき
一歩目はきっとまだ、「手の届く範囲」にしか行くことが出来ない。
でも、二歩目はもう「昔の自分じゃ届かない場所」にいる。
それが、生きるってこと
そして、仕事を選ぶということなんじゃないかなぁ。
かがやき