2組の若い母娘が一緒に料理をした。
途中、砂糖を加えるべきところで一方の少女が塩を入れてしまった。
それをまねて、もう一方の少女も塩を手にした時、母親が
「あっ、本当はね」と制した。
さて、しょっぱくしてしまったほうの親子。
一緒に味見をした後、母親が半泣きの娘に言った。
「おっ、本当だね」
2人の母の言葉はわずかな違いだ。
だが、料理の経験が忘れ難いものとして残るのは、後者の親子だろう。
多少の失敗や遠回りはあっても、
体験を通して“身で読んだ”ことが自分のものになる。
人生も同じではないか。
「年頭に始めた小説『新・人間革命』の全巻読了を先日達成しました。
決意も新たに、また第1巻から先生と共に生きています」と語る壮年部員。
彼は青年時代に友人から同書を薦められて読み、
主人公・山本伸一の生き方に感銘した。
“これまでの自身の空虚な生活と決別し、未来を変えたい”と入会した。
以来、彼は物語と自分を重ねるかのように同書を熟読し、
実生活での試練を信心根本に乗り越えてきた。
彼にとって「読む」とは、学んだことを行動に移す
「わが人間革命の挑戦」と同義だった。
小説に刻まれた池田先生の実践に学び、自らも立ち上がる。
そんな「師と共に歩む」人生を送れる人は幸福である。(城)
名字の言>2019.12.18
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2019年12月18日(水)の聖教
~わが友に贈る~
「ただ一えんに、おもい切れ」御聖訓。
一歩を踏み出す勇気が、未来を大きく開く。
わが人生劇の名優たれ!
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「法華証明抄」日蓮大聖人御書P1586
地にたうれたる人は・かへりて地よりをく、
法華経謗法の人は三悪並びに人天の地には・たうれ候へども・
かへりて法華経の御手にかかりて仏になると・ことわられて候
~通解~
地面に倒れた人は、かえって、その地面から起き上がるように、
法華経への謗法を犯した人は、その罪によって、
地獄・餓鬼・畜生の三悪道や人界・天界の大地に倒れるけれども、
逆縁でかえって法華経の御手によって仏に成ることができる、
と明かされている。
~池田先生が贈る指針~
悪世で妙法に巡りあえたのは何故か?
過去世に無量の福徳を積んだ深き宿縁があるからだと、
御本仏は教えられた。
「変毒為薬」の仏法である。
何があろうとも、“今こそ宿命転換の時なり”と立ち向かうのだ。
不退の信心を貫く我らに恐れなし!
労苦は、現在そして未来の友を励まし導くための人間革命の劇なのだ。
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「四季の励まし」 池田大作先生の言葉
~友好深める年末年始に~
この一年間の大勝利、大前進、
本当にありがとう!ご苦労さまでした!
みんな、本当に、よく戦った。よく勝った。
多くの団体や組織が、後退を余儀なくされている厳しい時代である。
その中にあって、わが創価学会は、隆々と勢いを増し、
前進また前進を続けてきた。
見事な大勝利であった。
広宣流布といっても、どれだけ悩める人々と会い、
その中へ飛び込んでいくかにかかっている。
一切衆生の幸福のための仏法である。
ゆえに徹して一人を大切にするのだ。励ますのだ。
隣近所の人々との友情を大切にしていくことだ。
地域に友人をつくり、友好の輪を広げていくことだ。
それが人生を豊かにし、大きな価値を創造する力となる。
一念が変われば、自分が変わる。
自分が変われば、環境が変わり、世界が変わる。
この大変革の根源をたずねれば、
御本尊に向かう自分自身の「祈り」の革命的深化にほかならない。
祈りは、いわゆる「おすがり信仰」とは全く違うのだ。
祈りとは本来、「誓願」である。
「必ずこうする」という誓いであり、
明確な目標に 挑み立つ宣言である。
年末年始は、多忙な日々が続く。
どうか、ご家庭を大切に、お体を大切にされながら、
最高に充実した、最高に楽しい、よいお正月を迎えていただきたい。
2019年12月29日(日)の聖教
「持妙法華問答抄」日蓮大聖人全集P465
持たるる法だに第一ならば持つ人 随(したが)って
第一なるべし然(しか)らば則(すなわ)ち
其の人を毀るは其の法を毀るなり
~通解~
持(たも)たれる法さえ第一ならば、持つ人もまた第一なのである。
そうであれば、その人を謗(そし)るのはその法を謗ることである。
~池田先生の同志への指針~
人間の真の偉さは何で決まるのか。
心に最高無二(さいこうむに)の哲学を持つ人こそ、
最高に尊貴なのである。
ゆえに、いかなる権勢(けんせい)の人間も恐れ抜(ぬ)く、
限りない智慧(ちえ)と力を発揮できるのだ。
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「一生成仏抄」日蓮大聖人御書全集P384
浄土と云ひ穢土と云うも土に二の隔てなし
只我等が心の善悪によると見えたり
~通解~
浄土(仏の住む清浄な国土)といい、穢土(けがれた国土)といっても、
土(ど)に二つの隔(へだ)てがあるわけではない。
ただ、われらの心の善悪(ぜんあく)によると説かれているのである。
~池田先生の指導~同志への指針
自分が変われば環境も変わる。
一人の人間革命によって、わが地域、我が社会を、
浄土に変えていく実践こそ、広宣流布という大民衆運動なのである。
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「四条金吾殿御返事」日蓮大聖人御書全集P1192
なにの兵法よりも法華経の兵法をもちひ給うべし、
「諸余怨敵(しょよおんてき)・皆悉擢滅(かいしつさいめつ)」の金言むなしかるべからず、兵法剣形(へいほうけんぎょう)の大事も此の妙法より出(い)でたり、ふかく信心をとリ給へ、あへて臆病(おくびょう)にては叶(かな)うべからず候
~通解~
どのような兵法(へいほう)よりも、
~池田先生のご指導~
いついかなる時も、勇敢に「法華経の兵法」で道を開く。
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「教行証御書」日蓮大聖人御書全集P1279
一切は現証(げんしょう)には如(し)かず
~通解~
一切(いっさい)は、現証(現実の結果)にすぎるものはない。
現証(現実の結果)を見れば、正邪は明らかである。
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