AI・半導体というワードを聞かない日がないほど、技術革新のスピードは凄まじい。

イギリスの産業革命では多くの労働者を失業に追いやり、アフリカ・オーストラリア・アメリカ等への移民を増やすことになった。

そして、奴隷貿易が行われ、多くのアボリジニ・インディアン・少数民族を虐殺や感染で死に追いやった。

↑おっと得意の蛇足パターン。この話は本題とズレるので、別の機会に。

今回は再び上記の技術革新で多くの職業がなくなると予想されている。

今回はこれをテーマに話を進めていきたい。

 

上記のサイトでは、電車運転士・事務員・路線バス運転手・プログラマー・スーパー/コンビニ店員・警備員・タクシー運転手・銀行員・受付係・工場労働者がトップ10として挙げられている。

AIが日進月歩で進化する時代だから、上記の職種が挙げられるのは妥当と言えば妥当。

単に技術革新だけでなく、3Kが起因した人手不足等も要因となってるだろうけど。

ただ、日本の場合は少子高齢化・格差社会・インバウンド需要等の事情が絡み、おいそれとAI導入というわけには行かない。

それでも、AIの導入が明らかに社会を改善させるとなれば、それが優先されるだろう。

 

かつて、電車運転士の方と話していて、地下鉄運転士の給与が高いと聞いたことがある。

地下鉄は都心のみなので、混雑率が高く、自治体の運営か助成があるので、高給与に納得させられる部分は多い。

しかし、ダイヤが単調で各駅停車のみの場合が多く、複線電化で駅構造も統一されており、率先して自動運転化が図られる可能性が高い。

しかも、仙台・京都・神戸の地下鉄の収支が厳しく、京都は自治体自体が財政破綻の危機にあるとも聞く。

自動運転の地下鉄が見られる日もそう遠くなさそう。

JRや私鉄だと、営業係数の低いローカル線だと待ったなしだろう。

電化がされているけど、特急のために存在してるような路線、紀勢本線(紀伊田辺~新宮)、日豊本線(佐伯~延岡)の普通電車はAIによる無人運転になりそう。

非電化区間はディーゼル車が走るけど、架線がないから通信が難しいのではと思うのと故障やトラブルが電車よりは多いと思うので(勝手にな思い込みだが)、JR北海道、JR四国や山陰本線に多く見られる非電化区間は難しいと思う。

 

路線バス運転手はバスドライバー不足が喫緊の課題であり、その観点からはAIによる自動運転が必要な職種。

しかし、街中の道路は自転車レーンがあり、歩行者等の急な飛び出しがある。

高齢者ドライバーの事故も深刻で逆走や急な方向転換などに、自動運転バスがどれだけ対応できるかは不透明だ。

スマートシティでの実証実験はされてるようだけど。

 

警備員は高齢者の雇用の受け皿になっており、ファミレスの配膳ロボットのように、労働者不足を補う形態で普及が進みそう。

ただ、警備員ロボットがスケールメリットで大量生産され、社会保険等を考慮するとロボットの方が低コストとなれば、警備員の求人が激減する可能性がある。

現場に一人だけ管理を兼ねた警備員がおり、他は警備ロボットになる状況も考えられる。

警備ロボットの運搬の問題もあるから、長期の大きい現場でないと導入は難しいかも。

 

無人コンビニは確実に進むだろう。

国内市場は飽和し、コンビニの労働環境も劣悪化している。

無人コンビニが多くなると、トイレ清掃なんかは業者任せになるだろうし、フランチャイズ契約の店がなくなっていくだろう。

フランチャイジーからの訴訟リスクも減り、運営本部からすると、無人コンビニは悲願ではないだろうか?

スーパーのセルフレジは意外に進まない。

お客となる高齢者が店員とのコミュニケーションを求め有人レジを選び、セルフレジを使うと要領がわからず、結局店員を呼び出すことになったりなどがある。

ダイソーはセルフレジが増えているというか、知ってる店は全てセルフレジだな。

近未来、スーパーは会員制になって、無人店舗が進む気がする。

 

タクシー運転手はライドシェアと兼ね合いでどうなっていくだろうか?

バス同様に自動運転はハードルが高いと思う。

 

銀行員は三菱UFJの怒涛の店舗閉鎖を見ていると分かるし、ネットバンクの普及でも十分予想できる。

ただ、以外に三井住友銀行はそんな店舗を減らしてない。

店舗内の行員は減っているのだろうか?

どちらにせよ、私は楽天銀行とネットバンクサービスばかりなので、店舗には行かない。

証券会社・保険業・ノンバンクなど、金融業全般に減って当然だと思う。

 

プログラマー・受付・工場労働者はそら減るだろう。

あとAIアナウンサーが出現してるし、余程の美声でないと減ると思う。

よく言わるのは、弁護士・会計士。

税理士は完全キャッシュレス化すれば、大量に減るはずだけど、脱税をしたがる政治家が完全キャッシュレスを反対するようで、それが大きな壁になってるらしい。

 

塾経営者も減るハズ。

昭和の頃は成り手不足で塾の看板をつけると、家が一軒建つと言われた。

しかし、大手との競争が厳しく、指導力・情報力以外にタレント性がないと(若い・イケメン・おもろい等)、生き残れない。

だから、私はオンラインと出張の授業のみに絞っている。

でも、億り人になったら、まぁ教室を出しても良いかな。

まぁ日々刺激はあるからね。