目ヤニと口内炎と便秘。 | 輝鍼灸院☆輝ファミリーの輝日記☆

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目ヤニと口内炎と便秘。

 

いったい何のことだ?と思われた方もいるでしょう。

 

 

つい最近のことです。

 

元々大腸憩室炎で悩まれている患者さんが、「最近目ヤニが多くて、口内炎もできるし、なんだか虫に刺されたところが膿みやすいんです。」とのこと。

 

事情を聞くと、最近少し便秘気味になっているそうです。

 

身体を診させていただくと、舌の苔がいつもより厚く乾燥しており、背部のあるツボに予想通りの反応が現れていました。

 

これらの情報を総合的に判断して、身体の中に「湿熱(しつねつ)」が溜まっていることを察知し、あるツボに1本だけ鍼をしました。

 

数日後、来院されたときには、便通もよくなり、目ヤニや口内炎も一緒に消えたと報告して下さいました。

 

湿熱(しつねつ)とは、体内に湿気が溜まり、蒸し暑くなっているような状況を示します。

 

最近、梅雨が近づいてきて気温・湿度ともに高くなり、蒸し暑さを感じますよね。

 

こういった時に、うまく汗をかいたり、便通がよければ、体内に湿熱を溜めることはないのですが、運動不足で汗をかかなかったり、飲食の不摂生で味の濃いものを食べ過ぎたり、便通が悪くなると湿熱が溜まります。

 

この患者さんの場合、この湿熱が身体に悪さをして、目ヤニ・口内炎・虫に刺されたあとが膿みやすいなどの症状が現れたのです。

 

問診で得た情報、身体に出ている情報、それらを総合的に分析し、東洋医学的に病の原因や、病に至るまでのメカニズムが明らかになり、それに対応するツボや処置を導き出せば、大抵のものは治せます。

 

 

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