災害 | 加賀屋薬局グループのブログ

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まずは先月の大雨で被災された方々にお見舞い申し上げます。

 

7月15日、前日の天気予報で明日は大雨になりますとの予報。

確かに夕べから雨がしとしと降ってはいるけど、思ったほどでなくてよかったと思い

朝、家を出ました。

当日、8時頃は道路状況は普通だったと記憶しています。

それでも朝からずっと雨のニュース。川沿いの人達は大変だだなあと、他人事のように

思っていました。

それが仕事中、急に携帯のアラートが鳴り響き、何事かと思ったら自分の住む地区に

避難指示がでていました。

私の住む地区は、太平川のそばで川向こうのビブレなどある方は、こちら側より少し土地が

低くなっているようで、いつも少し大雨になると道路が水浸しに。今回もせいぜいそんな感じ

と考えていたら、桜橋の手すりより水位が上がり、桜大橋の手前までの大洪水でした。

仕事を1時間繰り上げて帰ったのですが、中央トンネルを抜けると大渋滞。進まないなあと

思っていたら、城東十字路は桜方面が通行止めだったとか。

トンネルをぬけた時にはほとんどなかった水が渋滞に巻き込まれ、1時間動いていなかったら

あっという間に10cmくらいは水が上がってきました。

車のことが心配になり、何とかぬけだせないかと自宅方面に右折したところ、そこはすでに

膝くらいまで浸水していて、あわててバックして駐車場に。そこも縁石が見えないくらい

水がはっていて、かなりヤバい状態。やっぱり渋滞の中に戻りました。

そのあと何とかほくと銀行の駐車場に避難し、隣のファミマでトイレを借りたり、飲み物や

お菓子を買ったり。そして自分だけでも何とか帰れないかと、車に常備の長くつに履き替えて

偵察に。30分くらいさ迷ってみたけど、膝までの長靴より水位が上のところは通りたくなかったので、そこまで行ったら車に戻りました。戻ったら運よく車に置いていたバスタオル(冬道脱出用に持ってました)で濡れた服を拭いて、1時間くらい休んだらまた偵察に出るを3回くらい

試みましたが、水が浅いところで自宅に帰れる道はありませんでした。

諦めて車の中で、1晩すごそうかなどと考えていましたが、夕方になり、少し水位が上がってきました。旭川ダムの放水の時間だったようです。

城東中学校に避難した夫と連絡をとり合ったり、市内にいる兄が心配して電話をよこしたりで、

気が付いたときには夜で、隣のコンビニもいつの間にか閉まっていました。

その時決めました。家に帰ろう。

傘と大きなトートバッグを持って、車を捨てて家を目指しました。

膝までの長靴を履きましたが、段々水位が膝から腿、腰まできて、ケーズデンキのあたりでは胸

くらいあったかと思います。結構水の流れもあり、気を抜くと体を持っていかれそうになりました。幸い?この3年で体重が7-8kg増えて、重しになる荷物も持っていた私は流れに対抗することができましたが、細い女性ではまず無理でしょう。

横で消防隊の人達がゴムボートを引いてお喋りしながら通って行くのを見ながら、私も乗せていって欲しいなーなんて思いながら、もう少しだと頑張って歩きました。水の中はあまりすすみません。車を置いた場所から自宅までは、ナビで確認したら1kmだったんですが、水中の障害物などないか、確認しながらゆっくり歩いていたため、1時間くらいかかってしまいました。

やっと深いところを脱出したら、桜大橋のところで、急に水が無くなりました。

少し歩いたら自宅が見え、幸い何の被害もありませんでした。

家に帰ったら、家族と連絡をとりましたが、散々何て無謀なことをするんだと小言を言われました。まあ、無事だったから、よしとしましょう。

後日、車をとりに行ったら途中、道路に何台か車が取り残され、自分の車は幸い無事に。

避難所から朝早くに帰宅した夫は、車がつかいものにならなくなったため、直ぐ買える車を購入。ただし、乗れるまで3週間くらいかかるとか。レンタカーも借りられず、しばらくチャリで

15kmちかく通勤していましたが、昨日やっとレンタカーがきました。

今でも、床上浸水のお店や住宅の前では家財道具を置いているのを見かけると、心が痛みます。

 

こんな体験はもうないだろうと、記憶が残っているうちにただ、つらつらと書いてみました。

 

                                  Katamama