こんばんは

 

お酒の悩み、お酒のトラブル

抱えていらっしゃるなら、

まず酒というものが、人に

どう影響を与えていくかっていう

そこのところを理解することが

まず大事なのかな、と思います。

 

 

お酒の影響、いろいろありすぎて

製薬会社のHPなんかを

みていただくのが一番です。

 

 

各酒造会社も実はちょっと

啓蒙っぽい情報を載せたりしてますが

所詮酒を売ってお金儲けをしたい側。

非常に控えめです。

「お酒は楽しく、飲み過ぎには

注意しましょう」的なアレです。

 

 

タバコと同じですね。

 

 

今回の記事では、特に

麻痺という点を説明していきます。

 

 

酒の効果のうち、非常に高いのが

この「麻痺」という効果。

 

神経の働きを鎮め、

反応を抑え込んでしまいます。

 

その結果眠くなったりするわけです。

 

眠くなるぐらいならまあいいです。

酒には一方で利尿作用もあるので

眠っている、というか正確には

意識を失っているわけで、

失禁したりします。

 

 

・・・大の大人がお漏らしとか

まあまあやばいです。

 

 

でも、そんなのは一時的なもので

それほど深刻ではないです。

 

 

筆者が毎晩寝酒を飲んでいた頃は

本当に自分のことも、人のことも

家族のことさえ、全く無感覚、

無頓着でした。

 

 

性格上、あまり気にしないというのも

あるにはあるけど、自分自身のことも

本当に向上心とは努力とかに

どこか関心がなかったです。

 

 

さらに、自分の人生だって

どこか真剣に向き合っていない

自分で言うのも恥ずかしいし

本当に後悔していますが、

どうも思い出してもそんな感じです。

 

 

仕事に対しても、どこか

「こんなの大したことないよ」

みたいに舐め切っている節があった。

 

 

努力っていうのは、ある一時だけ

続けるのではなく、誰に認められなくても

ひたすら好きだから続けている、

そういうものだと思うのですが、

大したことをしてない割に

認められたがっていた自分です。

だから、すぐにやめてしまいます。

 

 

自分のことより、人のことや

仕事の出来栄えを優先するような

真面目で真剣なところは、特に

最初のうちはあまりなかったかも

しれないですね。

 

・・・仕事への態度ばかり

書いてきていますが、実はこれが

酒の話でもあるのです。

 

 

 

麻痺ということです。

 

 

 

本当は努力しているのに

真剣にやっているのに

それを自分で自覚できていない。

 

 

人の目も気にしてますし

評価されたくて焦っているのに

それも自覚していない。

 

 

もちろん周囲の人のことなど

初めから気がつかない。

 

 

周りの人が、当たり前のこととして

自分などより遥かに真剣に

自分の問題として取り組んでいる

それにも、目の前で見ていてさえ

全く気づかない。

 

 

自分自身の感情にも無頓着

自分自身の人生にも無関心

この、無自覚さ、無神経さが

実は酒による麻痺が慢性化したもの

と思えてなりません。

 

 

神経の働きがどんどん鈍くなる。

それは手の震えだけではありません。

制御できなくなっているのは

脳も、心も、感受性も全部同じです。

 

 

酒をやめて、断酒例会に参加すると

自分の体験談ではなく、人の体験談を

聞いて、泣いている人がいます。

自分のことを話す時もなく人がいます。

それはわかるけれども、人の話にも

そのように強く反応する感受性が

再生する人が少なくありません。

 

 

感受性というか、共感する力です。

 

 

人の話を自分ごととして聞ける。

 

 

これは傾聴という人間関係の

重要な技術の中でも、かなり

熟練したことのように思えます。

 

 

 

どんな人でも、たとえ冷酷な人でも

自分が傷つき、苦しい時に

その感情に共感を示してくれたら

その相手のことは信ずるでしょう。

その気持ちを嬉しくも思うはず。

 

自分の感情を共感してくれる、

ということこそ、実は人が

最も求めていることではないですか?

 

また、そういう能力を持つ人は

決して人を裏切ったり、冷酷だったりは

しないように思います。

 

相手を苦しめる行動の結果

自分をも苦しめてしまうからです。

 

 

 

害意がない、敵意を示さない

 

 

 

これまた人の信頼を得る上で

まず重要な基本と言えましょう。

 

 

酒をやめていくことで、

そのような感受性、共感能力が

よみがえり、発揮できるように

なっていくのです。

 

 

それは魂の成長とも言えますが

酒によって阻害されていた

元々の力が出せるようになった。

そう思えてなりません。

 

酒の害のうちでも

人間関係を静かに壊していくのが

実はこの、麻痺ということかも

しれません。

 

冷酷で、自分勝手である方が

世の中で成功しやすいではないか、

多くの経営者がサイコパスで

極めて利己的で暴君だと言われる

だからそういう方が、この

人間同士の共食いの競争社会では

生き延びていきやすい、と

考える方もいると思います。

 

 

でも断言します。

 

 

それは完全に間違いです。

 

 

なるほど経営者としては

成功しやすいかもしれません。

けれども、彼らの成功は

非常に短期間のものにすぎず

その事業も多くは継続できない

のではないかと筆者は考えます。

 

 

だって目先の、自分のことしか

考えないなら、いかほど頭が良くても

本当の意味での、信頼関係は

到底築けないからです。

 

 

そして経営などという事業は

規模に関わらず、信頼関係なしに

構築できそうに思えません。

 

 

人を陥れ、監視し、自分の支配下に置き

なんでもいうことを聞くようにする

それがサイコパスの本性です。

 

 

そういう会社があったとして

そんなところでまともな人材は

育つはずもないし、高額の報酬で

雇ったとしても、裏切りを警戒して

うまく処遇できないはずです。

 

 

本当に優れた人は、信頼され、

信頼する人間関係の達人のはず。

 

 

例えば松下幸之助氏のように。

例えば稲盛和夫氏のように。

 

 

酒を飲み続けることは

自分自身を、尊敬される

気品ある人格から遠ざける。

 

 

穏やかに日々を過ごせることなら

酒をやめればすぐにでもできます。

 

 

酒こそ万病の素ですぞ。

 

 

さて、明日3月19日(火)は

香南コミセンでの例会です。

 

どうぞよろしく。

 

 

1.県立丸亀病院

13:00-

 

2.こころの医療センター五色台

15:00-

 

3.香南コミュニティセンター

18:00-20:00

 

 

 

 

よろしくお願いいたします。

最後までお読みいただき

ありがとうございます。

 

 

 

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