一本松の地蔵
住 所:香川県高松市庵治町才田

特 徴:立像?
刻 像:陽刻
塔 型:舟形(左側に天保十二辛見巳年 右側に菰渕對馬守藤原・・)
由 来:
建 立:慶長四年 菰渕権兵衛
再 建:天保十二年 岡弥惣五郎
願 主:
解説等
 別の名前を「北向きのお地蔵さん」とも呼んでいます。
 昔は、この辺りは一帯は田圃ばかりで、お地蔵さんの前の道は寂しいい一本道で、そのためか、よくオジャモン(化け物)が出ては人々を惑わしたらしい。これを伝え聞いた近くの願成寺のお坊さんが、ある人と相談して、ここに地蔵さんをお迎えしたそうです。
 このお地蔵さんは病気で長患いをしている人に特に効き目があるのだという。今では地蔵構をつくって、年に何回かオカンキ(看経)をあげている。
 この地蔵堂にはアゴナシ地蔵さんがある。歯茎が無くなってしまってた方が地蔵さんになられたとかで、歯茎の悪い人や歯痛で困っている人に御利益があるとか。
 大きな一本の松の木があって狸も時々出ていたとな。残念ながら松の木は枯死してしまった。
資 料:香川県立図書館蔵『さぬきの地蔵さん』
撮影日:2021年4月8日

 

 

堂内の顎なし地蔵