疣(いぼ)取り地蔵 香川県小豆郡小豆島町田ノ浦(田ノ浦庵内)
 この地蔵さんは、正徳四年(1715)に旧桐谷村の念仏講中(現在の切谷地区で念仏を修行する信者の会合)によって○されたという由来が台座に明記されています。
 身長は、約1m、台座を併せると1.2mにもなり当時としては立派なものです。旧桐谷村の皆さんからも崇拝され、近隣の村々からもお参りに来るほど有名なお地蔵さんです。
 香川県文化財専門委員を務めた川野正雄氏が編集した「小豆島民俗誌」にも、田ノ浦の荒神さまに「たこ荒神」というのがある。「いぼ」に悩む人々は、この神社の線香たての灰をつけると治るという。そして、治ったときには蛸の絵馬をあげる慣わしがある。と紹介されている。(人間の手足にできる「いぼ」と蛸の足の「いぼ」との連想から、治れば蛸の絵馬ということになったのであろう。)
 平成二十年九月吉日、過疎化のため旧隣村から田ノ浦庵にいてんし、安置することになった。
資 料:現地説明板
撮影日:2014年6月26日

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