香川紀恵 人と出会い、オペラと出会う No.25 2000年セヴィリアの理髪師 | 声楽家・伴奏者育成コーチ コレペティトール香川紀恵

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小田急線座間駅から徒歩8分。ピアノ、オペラ(声楽、伴奏、コレペティトール)、ソルフェージュ、資格や音大受験準備のレッスン、そして演奏活動をしています。

こんにちは!
オペラとピアノの講師 コレペティトールの香川紀恵です。

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2000Maribor


マリボールの街は素敵でした。
落ち着きがあって、静かで。


今回は全てマリボールで公演したので、毎日この辺りを通って水やパン、お菓子、野菜など買いにいっていました。



2000Barbiere


2000Barbiere


これが ロッシーニ作曲「セヴィリアの理髪師」の舞台セット。
近くでみるとかなり高さがあり、手すりもないところをロジーナは駆け上がったりするのだから、歌い手って本当に体力、気力が要ります。


2000Barbiere

これが「セヴィリアの理髪師」の女性の衣装。
綺麗ですね。うっかり触ったら係りの人に怒られます。


2000Barbiere

これは 理髪師が使う髭剃りセット。
現実のものより2倍くらい大きく作られています。

これは第2幕で大事な役割を果たす道具なのだけれど、
開演前にはちゃんと舞台袖にあったのに、本番が始まったら片づけられてしまって本番はアドリブになってしまう、というハプニングありました。

オペラは「生もの」でストップできないので、こういうことは日常茶飯事です。


「セヴィリアの理髪師」では 私は練習時のピアノと本番のレチタティーヴォ(叙唱)の伴奏を担当だったので舞台はオケピットから少し観ただけでしたが、初めて大きな歌劇場でオペラの本番に出られたので感激でした。

2000Barbiere

これはオケピットから撮ったカーテンコールの写真です。真ん中で一歩下がっているのが私の師匠。
懐かしい!


このマスタークラスに出発する数週間前に師匠が心不全に倒れ、入院するという事態が起こり、準備が大変だった年でした。
入院中は私が指示を受けて歌い手の音楽稽古を進め、スロヴェニアに行ってからの練習も体力温存のために師匠は指揮しないで指示のみしていました。そして「セヴィリアの理髪師」当日は完ぺきに振り切りました。
公演が終わった後に私に「全部できた。できるか怖かったね。」とおっしゃっていたのが思い出されます。



◆香川紀恵 人と出会い、オペラと出会う
第1話 音楽との出合い~
第2話 高校生~大学卒業
第3話 運命?の師匠に出会う
第4話 師匠のレッスンが始まる
第5話 一つ目の壁
第6話 頭の中で音楽を作る
第7話 レチタティーヴォと格闘する
第8話 わかるまでが大変
第9話 知らなかった~
第10話 災い転じて?

第11話 大物歌手来日
第12話  やっと
第13話 オペラを弾く時
第14話 才能?
第15話 香川の瞳が輝く?!
第16話 日本歌曲を歌う時
第17話 ヨーロッパ!
第18話 マスタークラス始まる
第19話 かわいい紳士が守ってくれた
第20話 プロの凄技!

第21話 思い出に寄り道します
第22話 スロヴェニアに向かう

第23話 国立歌劇場で公演

第24話 2000年再びヨーロッパへ




♪ あなたの歌は表情豊かで、伝わるようになります ♪
声楽家育成コーチ コレペティトール 香川紀恵

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