毎年恒例の行事として雪の積もる道をぼうっと見ながらマルボロを吸う寒くてたまらないこのくらいの時期に、キミが僕に当てた震えた文字の遺書を思い出します。

所謂ネット友達、やましい事も何も無いくだらない雑談を気が向いた時にしていたあの頃。
今やあの掲示板は封鎖となり過去のログを遡る事も出来なくなってしまった。

ネット友達の死んだ日なんて正確には覚えていないもので、雪がしんしんと積もる時期だったであろうという記憶からそのくらいの時期が命日でいいか。なんて適当な感じにし始めてから欠かさず行いはや10数年。

彼女はほんとうは僕のことが嫌いで、死を偽装して離れたかったのかもしれない。
煩わしい存在だった僕にどうしようも無い結末だけを彼女の友人が伝えにきたのかもしれない。

真意はいずこ、だが本当だとしたら僕はとても酷い人間だと思う。
だからあえてキミの死を忘れないように過ごそうと思う。


辛いことがあった時、たまーに、キミを思い出します。
キミと今も仲良く話せていたとしたら、どれほど僕にとって心強かっただろう。レン。