彼岸根と唐胡麻のことを知ったのは波多江伸子先生の「モルヒネはシャーベットで」という本であった。


ネットで調べてみると「唐胡麻と彼岸根による足裏療法 」として、ちゃんと売られているではないか。

早速、ネットでお取り寄せと思ったが、一刻も早く試してみたかったので、近くの漢方薬局へ。

すると、置いていない。

腹水や足のむくみは、肝臓機能の低下にようるものだから、野ぶどうがよいと「野ぶどうはB、C型肝炎にも有効! 」という本を見せられ、野ぶどうの漢方を勧められたが、飲み薬なので丁重にお断りした。

次の薬局でも野ぶどう。次の薬局でも野ぶどう。三軒続けて野ぶどうを勧められたが、どうも今聞いてきた話をおさらいしているように、みんな同じ口調で同じ話をする。

漢方薬学会かなにかで発表があったばかりなんだろうか?


猜疑心の強い私は、売り手のそういうトークをつい疑ってしまう。


4件目の薬局でようやく唐胡麻と彼岸根を手に入れ、店主らしきおばあさんの「よー効くよ」の言葉に励まされ、ついつい酵素まで買ってしまう。


彼岸根についてお尋ねが多いので、ここに写真を載せてみます。


唐胡麻と彼岸根


<用意するもの>

ペンチ、すり鉢、すりこぎ、おろし金、スプーン、リント布(5×10センチ程度二枚)、包帯(足にまける程度二枚)


<作り方(一回分)>

1.唐胡麻20~25個くらい。ペンチで軽く挟んで殻を割り、むく。

2.すりばちでする。

3.彼岸根3個くらい。皮をむいて先を切り落とす。

4.おろし金ですりおろす。

5.唐胡麻と彼岸根を混ぜ合わせる。

6.リント布に塗る。

7.足の土踏まずに貼るって包帯で止める。


※寝る前に貼って、朝にははがします。

※リント布は薬局にありました。ネルのような感じ。ガーゼだと目が粗く吸い込んでしまうらしいです。

※包帯で巻いた上に編みのサポータで止めるとずれません。


彼岸根は毒性が強いらしく、口に入らないように気をつけなきゃダメです。

ちょっとでも傷があるときは使えないらしいです。かぶれたときは止めた方がいいそうです。