母の病気に隠れて父の体が蝕まれているのに気がつかなかった、ワケではないが。
言うと機嫌が悪くなるので放っておいた結果である。

それが、今最も問題となる父である。

足の痛みをこの夏から訴えていたのだが、どうしても医者に行かず、なぜか整骨院まがいのようなところで、何やらあやしげな電気治療をしていたらしい。

その父も今日は観念したらしく、久留米医大へ義妹がひっぱっていった。
症状は思ったより悪く、糖尿や心臓病などで手術をできる状態ではないらしい。
下半身の血圧が異常に低く、怪我をすれば致命傷になると聞いてびっくりである。
もう、自転車に乗るのもしばらくやめてほしいものである。

だれの言うことも聞かない頑固じじいである。

まず、実家の寝室を二階から一階へ移動しようと思う。
実家の階段は急で、前々から危なっかしくてしようがなかった。
落ちて怪我してもらっちゃ困る。

父には母を看取る責任があると言い聞かせてみたが、聞いているのだかどうだか。

母の余生を父の看病で終わらせたくはないと切に思うのです。

父には医者の言うことをきいて、ちゃんと手術ができる体になってほしい。
そして、早く元気になって母と思い出作ってほしいよ。もー まったく!