それからのことは、今思い出して書こうと思えば、書きたいことはたくさんあるのだが、あえて、今日ここから始めることにする。

その後、母は肝臓に転移したガンの治療のためにカテーテルと通し、抗がん剤らしきものを投与されている。

一旦、医大に入院して治療のための処置をし、再び、大腸を手術した近所の病院に戻ってきた。
今後は、数回にわたってカテーテルからの投与が行われるそうである。

弟と私は先日、担当医に治療のことを詳しく聞くつもりで出かけていった。
担当医は、親切そうに接してくれたが、納得のいく話は聞けなかった。
何より、話の途中で電話が入ったからと言って話しを打ち切られたのが、不信でならない。

ガンについてもっと知りたいと思った。
連日、サイトをうろうろしながらガンについての情報を集める始末である。

母は元気そうである。
家にいるときとあまり変わらず、よくしゃべり笑う。
気丈な人だとは思うけれど、私たちに気を使っているのかしっかりしている。

「何かあったら連絡するけん」と手を振る母

病気だなんてウソでしょう?