本編続きです。
私は、その電話から、しばらく
親とも、友人たちとも連絡を取るのをやめた。
しんどい。
心が追いつかずしんどい。
今、やるべきことは頭では全て
わかっていた。
でも、心が、頭が、体が、
追いつかない。
まず、自分で歩けるように、
ならなければ。
精神依存してるつもりは
なかったけれど
していたんだろう。
一番信頼してる他人
だったのだから
その存在がぽっかり
抜けたことは自分が
想定している以上に
大きく…。
なかなか事をすすめ
られない自分がいた。
子どもの様子も不安定で、
すごく落ち込んでくらい日もあれば
無理に元気に見せてくる日もあった。
学校へは、なんとか通ってたけど
これが小学生の表情なのかと
驚くくらい、暗かった。
見ているのも辛かった。
下の子は
「お父さんの話を学校で聞くのが
とてもつらい。うちの話を外で
できない。話せない」
そう言って泣いていた。
抱きしめるくらいしかできない
無能な私。
「そうだよね。そうだよね。
あなたはなんにも悪くないよ。
全部お父さんとお母さんのせい。
嫌なら学校行かなくっても
いいからね。
うちにいていいんだよ」
そういうと、しばらく泣いて
それから
「うんでも行く」
と返事をする下の子。
上の子はさすがにしっかり
して見えたが、私がむしろ心配
だったのは上の子だった。
下の子がつらそうにしてるから
無理してるんだろう。
「がんばろう」「がんばろう」
3人で励まし合った。
不倫夫と女はこんな、私たちの
姿が想像できないんだろう
自分たちの幸せだけ見てるんだろう
脳みそ、腐ってるのかな。
こんな小さい2人が頑張ろうと
してるんだから
進まなきゃ。
離婚協議も取り組まなきゃ。
有利に進めるには、今の
財政状況をきちんと把握すること
慰謝料についても連名で
しっかりとることだ。
養育費の法律が来年変わる。
だからしっかり決めるべきは
養育費だ。
逃げ得なんて許さない。
いきなりわたしが以前の夫のように
稼ぐのは難しいけど、今ある
仕事から増やしていかなければ。
派遣登録や資格のことも調べないと
いけない。
仕事の相談を周りにもした
離婚扶養という考え方もあるのだから
調停も視野に入れて。
まず、マンションを出よう。
ここをどうにか維持できないかと思ったけど、まずは
新しく、生活を建て直すんだ。