後の雛が過ぎまして、中秋の名月の室礼に変わりました。旧暦の8月15日は早ければ新暦9月の10日前後から遅ければ新暦10月の10日前後迄の中に入ります。
気の早い方は、9月に入った途端にハロウィン飾りをなさったりするみたいですが、我が家はやっぱりお月見の方を優先致します。十三夜もある事ですし、菊のお節句の後は十月の初旬くらい迄、お月見気分を味わいたいと思って居るのです。
ハロウィンの室礼は、それからね(#^.^#)。

舅(ちち)の筆で、

オオマチヨイグサ(宵待草)。

栗名月は旧暦の九月(十三夜)ですが、

花器には早めに毬栗を。

団扇軸は、京団扇の「芒に満月」。

江戸団扇に奈良団扇。

それぞれに魅力があって、

私、団扇好きです。

床の間の飾り棚は、舅(ちち)の水墨。

「月明かり」。

NHKの生涯学習で出展した作品。

梟は本当は冬の季語なんですが、

やっぱりこの絵は、

中秋の名月に相応しいと思って

飾りました。

高島屋の大団扇は、「白樺の湖」。

黄葉が綺麗な絵柄です。

下駄箱の上の手拭い額は、

「桔梗に満月」。濱文様さんの手拭い。

万年青鉢と野葡萄の苔玉盆栽。

どちらもフェイクです(///∇///)。

野葡萄の苔玉盆栽の下に、

実はこっそりと小さなかぐや姫。

床の間の座卓の上には、

折り紙の兎さんがお月見しております。

小さなお団子は、米粉粘土です。

綿の団子を変えました。


当夜は天気にめぐまれまして、良いお月見が出来ました。


お月見団子に、京都土産の阿闍梨餅。

実は家族で京都旅行に行って来ました。

祇園さんに、昨年の粽をお返しに参りました。

そのお話はまた、後日。


当夜の夕餉は、すき屋の「月見すきやき牛丼弁当」(笑)にしました。昨年一昨年も、マックの「月見バーガー」にワインでしたが、京都土産の日本酒がありましたので。しかも、松茸が手に入りまして。主人が土瓶蒸しを作ってくれました。

夕餉の写真はありません。

すき屋さんのCMの写真を貼って置きます。

美味しかったです(⌒‐⌒)(^人^)m(__)m。

十月に入ったら手拭い額は一度ハロウィン柄に変えて、十三夜前に「竹林に満月」を飾ろうと思って居ます。
十三夜が過ぎたらハロウィン柄に戻しますが、今回の京都旅行で新しいハロウィン柄の手拭いを永楽屋さんで求めて来ました。飾るのがワクワク、です。

十五夜が満月とは限らない…ので、昨晩の月がフルムーン。
コーンムーンと呼ぶそうですが、ちょっと雲があつくて見えませんでした( ´△`)。

本日は彼岸の入り。
今年は猛暑日続きのために開花が遅いそうで、曼珠沙華(彼岸花)がまだ咲いておりません。
我が家の庭の曼珠沙華もまだ芽が出ておりません。
やっぱり、気候変動なのかなぁ…。温暖化がCO2の問題だけだとは思ってはおりませんが…。
預かり知らぬ事。私は、毎日を大切に暮らすだけです。

それでは皆様、良い一日をお過ごし下さいませ。