一日一句                      ()() 無粋()

(無粋かもしれぬが余り茶には福有

            

八月七日「核廃絶 祈り届けよ灯籠流し」

(星稜奥川投手が旭川大附高を三安打完封!)

 

八月八日「珍しや羽黒蜻蛉が駅の途」

(自転車で駅へ急ぐ眼前を羽黒蜻蛉が・・・)

 

八月九日「秋立つ日 祈り響けよ長崎の鐘」

(平和の祈りは世界に響け!)

 

八月十日「残暑浴び愛車に別離の泉州路」

(十五万六千㌔のレガシーとお別れの日)

 

八月十一日「秋立ちて横顔優し夜半の月」

(暑さが少し和らいだのか、半月が微笑む)

 

八月十二日「御巣鷹の尾根を照らすや 秋の月」

(三十四年前の惨事、その現場を、あの月が・・・)

 

八月十三日「台風の針路気になる帰省かな」

(息子夫婦が帰省ついでに金沢墓参計画:星稜が立命館宇治に六対三で勝利)

 

八月十四日「台風が誰を利するや甲子園」

(台風十号接近により明日の試合順延を決定・・・)

 

八月十五日「七十四年不戦の誓い また新た」

(終戦記念日:大和転生の日を年の数だけ重ねて)

 

八月十六日「嵐過ぎ十六夜の月秋立ちぬ」

(残暑は相変わらずだが雲間の月は秋らしい)

八月十七日「故里(くに)児童()が活躍の夏甲子園」

(星稜奥川投手快投百六十五球二十三奪三振で八強へ)

 

八月十八日「夢じゃない 夏甲子園初優勝」

(星稜が四強に:石川県勢初優勝も視野に・・・)

 

八月十九日「秋立ちぬ 空耳の如 蝉微か」

(やっと聞き取れるくらい僅かな蝉の声)

 

八月二十日「あと一つ 夏甲子園初優勝」

(奥川投手先発で危な気なし、次は明後日の決勝)

 

八月二十一日「夏休み 明けて懐かし友の顔」

(今日から生涯学習講座再開、暫くぶりの再会)

 

八月二十二日「故里敗れ 又いつか見む夏の夢」

(星稜奥川力尽き優勝はお預け、勝敗は時の運、それ故に嫁を見続けられる・・・・五対三で大阪履正社が初優勝)