今日は、国際翻訳家連盟が定めた
「翻訳の日」なのだとか。
ダ・ヴィンチが描いた
『荒野の聖ヒエロニムス』の
モデルとなったキリスト教の聖人で
四大ラテン教父のひとりであり、
長い時間をかけて新・旧約聖書をラテン語訳した
エウセビウス・ソポロニウス・ヒエロニムス
の記念日です。
そんな翻訳の日にご紹介したいのがこちら。
アン・ペリー編著『ホロスコープは死を招く』
（山本やよい訳／ヴィレッジブックス）。
島田荘司『占星術殺人事件』をはじめ、
占星術を題材にとったミステリは少なくないけど、
これにはかなり驚きました。
ミステリー小説家たちが
占星術を題材に書き上げた、
16編のアンソロジーです。
下の画像を見て！
ホラリー占星術の
かなり専門的な技法が使われています。
アセンダントはともかく、ディスポジターやコンバスト
といった占星術用語がこんなに出てくるなんて！
先日、ツイッターでご紹介したときも、
ずいぶん反響をいただきました。
実は刊行当時、解説を書かせていただいています。
ただ、かなり前の本なんですよね。
今は多分品切れかな？
でも、面白いので、
古本屋さんとか図書館で見つけたら
ぜひ読んでいただきたいな。
読書の秋。
「星はなんでも知っている」ではありませんが、
犯人（ホシ）を星が解き明かしてくれる
１冊を読んでみるのも、占星術好きには
たまらない一夜になりそうです。