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土星が射手座から山羊座へと居場所を変える
12/20までもうすぐ。
クリスマスも、もうまもなくですね。

先日は、その土星にまつわる講座を行いました。
(来てくださった方、ありがとうございます!)

その講座準備をしていてつぶやいたことを、
こちらでもご紹介しましょう。

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土星を理解し、乗り越えるためのお守り名作小説としては
なんといってもディケンズの『クリスマス・キャロル』。

そして映画にもなった
ジョアン・ハリスの『ショコラ』が思い浮かびます。

クリスマスは元来、冬至の祝祭。

夜が最も長いとき、死者の霊がやってくる。

それはあの「クリスマス・キャロル」のスクルージが
そうさせられたように、

死者の目線でこの世界を見つめる機会でもあって、
すぐに訪れる1月が過去と未来を見据える
二面の神ヤヌス(Janus)のときであることと響き合います。


冬至は、北半球では太陽が山羊座に入るとき。

山羊座は土星を支配惑星としています。
土星は境界線の守護者でもあって、此岸と彼岸の番人。
山羊座の支配星である土星が山羊座に回帰する今は、
まさに宇宙的な大きなサイクルにおけるクリスマス、
冬至祭といえそうです。

「絞り取り、もぎ取り、つかみ取り、握りしめて、
 なお欲深い因業爺である…(中略)行くところ、必ずその低い体温で
 あたりを冷やすから、暑い夏の盛りにも事務所はうそ寒く、
 クリスマスを迎えていくらかなりと温もることもなかった」
(『クリスマス・キャロル』光文社古典新訳文庫)

土星のイメージの見事な描写。

スクルージ爺さんのところに、
かつての共同経営者マーリーが
幽霊になってやってくるのが
死後7年後のクリスマス前(冬至前)
だったというのも、また本当に土星的。

7年は土星の四半周サイクル、
冬至は土星の季節である山羊座の始まり。

すべてが試練との向き合い方を教えてくれているよう。

でも、スクルージ的な土星ばかりが土星ではないのです。

ギリシャ神話にある「黄金時代」の
支配者がクロノスであったことを、

またローマの冬至の頃の、通常の秩序を反転させ
蕩尽に明け暮れる祭りが“サトゥルナリア”だったことを
思い出さなければいけない。

土星の深層には、境界線から横溢する、
限りない豊穣性があります。

限界を知り、境界線を引きながらなお、
そこからはみ出ていくものにも目を向ける。

それが土星を乗り越えるとき、
大きなヒントになるかもしれません。

<<<あなたの試練は何ですか?>>>

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