今日から4月ですね。そして、この1日はエイプリルフールが話題になっていましたね。
エイプリルフールの由来をご存知ですか?諸説あるようで、確かなことは不明ですが、ここで、よく知られているエピソードをいくつかご紹介しましょう。
・グレゴリオ歴採用関連
16世紀フランスにて1月1日を新年とするグレゴリオ暦が採用されると、それまで4月1日を新年としてきた人々が反発して4月1日を「嘘の年」として馬鹿騒ぎをするようになった。
・ノアの方舟関連
キリスト教旧約聖書、ノアの方舟に基づく説。ノアが方舟からハトを放ち陸を探そうとしたのですが、何も見つけられずハトが戻ってきたその日が4月1日。そのことからムダな日=ウソをついていい日となった。

日本でエイプリルフールが広まったのは大正時代と言われています。当時4月1日は「不義理の日」とされ、普段不義理を欠いていた失礼を手紙等で詫びる日でした。英語の4月AprilはAperilisが語源だそうです。もともと、「開く」という意味だったそうです。「大地が開くときの月」ということなのでしょう。また、古オランダ語では4月は「草の月」という意味だそう。新しい命が芽吹くときです。4月は常々、何かが始まる月ととらえられていたのかもしれないですね。

ウソというと、単に悪いことだと思われるかもしれませんが、本当にそうでしょうか。
本当の気持ちなんて自分でもわからないことのほうが多いのかもしれません。
何かを簡単に知ったつもりになって、「わかりやすい」言葉で下手にいろいろなことを開設するほうがよほど
ウソであるかもしれません。
あるいは、通常はウソだといわれるファンタジーや神話(占いは実はこうした神話をもとにできあがっています)のほうが、人のこころのほんとうに届くことがあるかもしれません。

エイプリルフールにはそんなウソとほんとうのあわいを楽しむようにしてはどうでしょうか。