I've translated President Trump's speech at signing of presidential proclamation recognizing Israel’s sovereign right over the Golan Heightsにひひ
トランプ米大統領のゴラン高原のイスラエル主権承認宣言の文書に署名する際の演説を訳しました。
イスラエルのネタニヤフ首相も同席しました。
 
ホワイトハウスにて。ネタニヤフ・イスラエル首相も同席。(2019年3月25日)
 
トランプ米大統領 ゴラン高原のイスラエル主権承認宣言 日本語訳
 

トランプ大統領:大きな瞬間であります。非常に重要な瞬間であります。私は光栄にもネタニヤフ首相をホワイトハウスにお迎え致します。首相は非常に特別な人間です。彼は素晴らしい仕事をされてきました。

 

私は首相とイスラエル国民に、イスラエルの民家への今朝のハマスの恐ろしいロケット攻撃への哀悼の意を表明してから始めたいと思います、多数の子どもたちを含む、少なくとも七人の市民が被害を受けました。

 


我々の祈りは我々のイスラエルの友人たちとともにあります、彼らは大きなテロにも関わらず、とてつもない生き方を実行しています。合衆国はイスラエルの、完全な自衛権を認めております。


今朝の卑劣な攻撃はイスラエルが毎日毎日向き合っている、安全保障上の重大な難題を示しています。そして本日、私は歴史的な措置を講じてイスラエルが自国を守り、とても強力で、とても強固な国家安全保障を本当に有する能力を促進させます、それは彼らに有する資格があるものです。


私はすぐに、イスラエルのゴラン高原への主権を承認する大統領宣言に署名します。イスラエル国家はその安全を外部の脅威から守るために1967年にゴラン高原を支配しました。


現在シリア南部にいる、イランやヒズボラなどのテロ組織による攻撃活動がゴラン高原を、イスラエル攻撃の開始拠点となり得るものにし続けています。非常に暴力的な攻撃です。


未来の可能な平和協定はすべて、イスラエルがシリアや、イランや、他の地域の脅威から自国を守る必要性から構成されなければなりません。我々は今朝のテルアビブ北部が被害を受けたもののような攻撃をもう見たくはないのです。


我々の本日の会談で、首相と私はこうした危機や、それだけでなく中東内外のいくつかの互いの優先事項を議論します。我々はお互いの課題だけでなく貿易なども議論しますが、しかし我々は大部分をこの防衛や、おそらく攻撃について議論をします。


我が政権下で、合衆国とイスラエル間の不動の同盟関係はかつてなく強固であってきました。皆さん状況を読んで下さい。皆さん状況を聞いて下さい。それはかつてなく強固であってきました。そのことを本当に覚えておいてください。人間は話しをしますが、それは話すというだけのことであります。我々の関係は強力です。


現在アメリカ大使館は、ユダヤ民族が定めた首都であるエルサレムに誇り高く建っています。そして彼らは何年も何年も――何十年間も――そして率直に申し上げて何人もの大統領の間に、この大使館を望んでいました。そして我々がそれを成し遂げました。我々はそれを成し遂げただけでなくまた、わずかに経費を節約をして建てました、約十兆ドルの経費節約です。(笑い)


そして私はデビッド・フリードマン大使に彼がしてくれた仕事に感謝し、そしてジェイソン・グリーンブラットと、ジェアド他のすべての皆さんに感謝を申し上げたいと思います。彼らはともにとても熱心に取り組んでくれました、ですから皆さん全員に感謝を申し上げたい。


どうもありがとう大使。大使は仕事を楽しんでいますか?


フリードマン大使:仕事を愛しております。感謝しています。


トランプ大統領:それでは大使はイスラエルを愛していますか?


フリードマン大使:それにアメリカも。


トランプ大統領:いいですね、それにアメリカも。そういう答えを望んでいました。(笑い)


我々はシリアでカリフを打倒しました。我々は恐ろしいイラン核合意から撤退し、かつてなく厳しい制裁を課しました。そしてこうした制裁はイラン政権にとって、かつてなくはるかに最も厳しいものです。それには大きな効果があります。イランは私が就任したときと同じ国ではありません。私が就任した日には、我々は中東内外中に脅威を抱えていました。イランは現在それとは大きく異なった場所になっています。


私が一般教書演説で申し上げたように、我々は「アメリカに死を」や「イスラエルに死を」と唱和したり、ユダヤ民族の虐殺を求める独裁政権から目を離しません。我々は彼らにそういうことを考えさせすらもしません。


我々は反ユダヤ主義という毒に対して、言葉と、おそらくさらに重要な行動との両方で立ち向かいます。前世紀で人類は反ユダヤ主義と、ユダヤ民族の国家がない世界の恐ろしい結果を目撃しました。


そうした考えられない恐ろしさから目覚めて、ユダヤ民族は聖地に強力な国家を建国しました――本当にとても強力なもので、本当に特別に重要なものです。


今イスラエルは、強く、主権をもち、独立した国家が自国の運命を描くときの、とてつもない可能性を見せてくれています。イスラエルがそのような小さな砂地の点在から出発して行ってきたことほどの偉大な、優れた模範はあり得ません。イスラエルは啓示であり、信頼できる同盟国であり、そして大切な友人です。合衆国はこれからもイスラエルの側に立ちます。


私はこれからネタニヤフ首相に少し話をしてもらうよう頼みたいと思います。そしてビビ(ネタニヤフ首相の愛称)と私は長い間の知り合いです。彼は本当に、本当にイスラエルを愛しているもう一人の人間です。彼もまた合衆国を愛しているといっていいと思います。


そういうわけで私がゴラン高原のイスラエル主権を承認する大統領宣言に署名をする前に、ネタニヤフ首相に少し話をしてもらうよう頼みたいと思います。どうもありがとうございました。ありがとう。(拍手)


ネタニヤフ首相:大統領閣下、我が親愛なる友人であるドナルドよ。あなたはイスラエルへの、我が国の自衛権への、一貫した、とてつもない支援を明らかにしてきてくれました。我々が自衛権を行使するときに、決してひるみませんでした。今日を含めて常に、そこにいてきてくれました。ですから感謝致します。


昨日、イスラエルの深部にあるガザからロケットが発射されました。そしてテルアビブ北部の民家を攻撃しました。二人の小さな子どもを含む七名に被害を与えました。そして奇跡的に、誰も負傷しませんでした。誰も殺害されませんでした。


イスラエルはこれを容認しません。私はこれを容認しません。ですからこうしている間にも――私が大統領閣下、あなたに話している間にも、まさに今イスラエルはこの理不尽な攻撃に武力で対応しています。


私にはイスラエルの敵に対して単純なメッセージがあります。すなわち我々が我々の国民を守り、我々の国家を守るためにしなければならないことは何でもする、ということです。この会談の後、私は予定より早く帰国して、イスラエル国民とイスラエル兵士を指揮します。しかし私が行く前に閣下、あなたが私をここに招待してくれたことにとても感謝します、そして私がここホワイトハウスに来てあなたに感謝することは私にとって本当に重要なことでありました。


大統領閣下、イスラエルは数年間、大統領執務室に座ったたくさんの友人たちに恵まれてきました。しかしイスラエルはあなたほど良き友人を得たことはありません。閣下はこれを何度も見せてくれました。


閣下はそれを、悲惨なイラン核合意から撤退するときに見せてくれました。私は我々の最初の会談の一つで、閣下が「これはおぞましい取引だ。私はそれを破棄する。」といったのを覚えています。あなたはそういわれました。そして実行しました。


閣下はそれをただユダヤ人国家だけを破壊しようとしている虐殺政権に対する制裁を復活させたときに見せてくれました。閣下はいいました、「私はこうした制裁を復活させる。」あなたはそういわれて、それを復活させました。


閣下はそれを、エルサレムをイスラエルの首都として承認して、そこにアメリカ大使館を移し――そして我々に素晴らしい大使を与えてくれたときに見せてくれました。あなたはそういわれて、それを実行しました。


そして大統領閣下、あなたはそれをもう一度見せてくれました、ゴラン高原のイスラエル主権を承認する公的な宣言によって。


大統領閣下、紳士淑女の皆様、本日は本当に歴史的な日であります。1948年から1967年までの二十年間、シリアはゴラン高原の下方にいるイスラエル市民に致死的な発砲を浴びせてきました。イスラエルの子どもたちは一世代の間、一貫した危機のなかで生活しました。それから、1967年6月の栄えある二日間に、勇敢なイスラエル兵士がそうした手ごわい高原を引きはがして、ゴラン高原を解放しました。


このことにはイスラエルの全国民にとって、そして個人的に私にとって、深遠な意味があります。私の兄弟はそうした勇敢な兵士の一人であり、戦争終結の三時間前に戦闘で負傷しました。そして私は数年後に特殊部隊の将校として、兵士たちのシリアへの秘密工作を指揮しました。そして我々がゴラン高原に、イスラエルに戻ってきたときに、我々は目をくらますほどの吹雪で凍死寸前でありました。そうですね、皆さんご覧の通り、私はまだここにいます。(笑い)


しかし1967年の時点に、イスラエルは優位な位置を抑えていました、その後そこには我が国の防衛にとって計り知れない価値があったことがわかったのです、なぜなら1973年にシリアがイスラエルに奇襲攻撃をかけたのですが、その同じゴラン高原が、我々に最初の攻撃を耐えさせるのを可能にし――それはおぞましい攻撃でしたが――シリア勢力の侵略への反撃に成功させたことが明らかになったからです。三週間で、我々はダマスカスの入り口にいました。人数で凌がれ、銃器で凌がれながら、我が国の勇敢な兵士は我が国史上最も熾烈に戦った戦車での戦いの一つを終えて、勝利したのです。


しかしイスラエルはそうした二つの戦争で勝利しましたが、我々は今この瞬間に、この部屋で、我が国の軍事的勝利が外交的勝利に転換されるまでに、約半世紀も待たなくてはなりませんでした。ですからだからこそ大統領閣下、あなたのゴラン高原のイスラエル主権の承認は本当に歴史的なことなのです。


閣下の承認は二重に歴史的に正当な行為であります。イスラエルが自衛戦争のためだけにゴラン高原を獲得したことと、ゴランへのユダヤ民族のルーツは数千年遡るということです。


ユダヤ民族の歴史の長い広がりの中で、一握りの非ユダヤ民族の指導者による、我々の土地の我が民族のための宣言がありました。すなわち素晴らしいペルシャ王であるキュロス大王、バルフォア伯爵、ハリー・S・トルーマン大統領、そしてドナルド・J・トランプ大統領です。そしてあなたは、大統領閣下は――大統領閣下、あなたはそれを一度でなく二度もしてくれました、エルサレムに関する大胆な宣言と、本日のゴランに関する大胆な宣言で。


閣下の宣言はゴランが我が国の安全にとってかつてなく重要になっているときに――イランがシリアに基地を設営してイスラエルを攻撃しようとしているときに、発出されます。イランはシリアとの国境を超えて、我が国の領空にドローンを放ち、我が国の領土にミサイルを発射したのです。


大統領閣下、イスラエルが1967年に堂々と立ったように、1973年に堂々と立ったように、イスラエルは今、堂々と立ってます。我々は優位な立場を守って、決してそれをあきらめないでしょう。


大統領閣下、イスラエルには言い回しがあります。それをヘブライ語でいいましょう。「Ha'am im HaGolan.」です。それは「国民はゴランとともにある。」ということを意味するのですが、閣下に感謝致します、我々が今、二つの国民がゴランに立っていると知ったからです。つまりイスラエル国民とアメリカ国民です。


そういうわけでイスラエルの全国民を代表して、感謝します、トランプ大統領。あなたのリーダーシップに感謝し、友情に感謝し、そしてアメリカとイスラエル間の同盟をかつてなく強固で素晴らしくするためにしてくれたすべてのことに感謝致します。

 

 

トランプ大統領:どうもありがとうございました。(拍手)


そういうわけでこの作成までに長い時間がかかりました。これは何十年も前に起こるべきことでした。


(宣言に署名がされる。)


ビビ。これ(署名した万年筆)をイスラエル国民にあげることはできるでしょうか?


ネタニヤフ首相:ありがとうございます。感謝致します。(拍手)


問:大統領閣下、この宣言への署名を終え、エルサレムを承認した後、閣下の世紀の取引にはエルサレムの分離などは入っておりますでしょうか?閣下はパレスチナ人に――


トランプ大統領:ええと、我々は今話し中です。我々はこのことについて話をしています。どうもありがとう、皆さんありがとう。


問:イスラエルはこの承認のために何かを支払わなくてはならないのでしょうか?


問:閣下はネタニヤフ首相が次期首相になるのを見たいと思っておられますか?


ネタニヤフ首相:大統領閣下――大統領閣下、あなたにゴランの最上級ワインを一ケース持ってきたのをいわなくてはいけません。閣下が素晴らしいワイン愛飲家というわけではないことはわかっていますが、職員の皆さんにあげることはできるでしょうか?


トランプ大統領:もちろんできますよ。(笑い)

 

 

ネタニヤフ首相:それでは彼らがワインの捜査はしないことを願います。(笑い)


問:大統領閣下、あなたはロバート・ミューラーが立派に行動したとお考えになっているでしょうか?


トランプ大統領:そうだね、彼は立派に行動した。立派に行動した。

 

 
 
参考記事:
https://www.whitehouse.gov/briefings-statements/remarks-president-trump-signing-presidential-proclamation-recognizing-israels-sovereign-right-golan-heights/