I've translated remarks by US Secretary of State John Kerry at Press Conference after G7 Meeting in Hiroshimaにひひ

ジョン・ケリー米国務長官のG7広島外相会合後の記者会見を訳しました。

歴史的な、アメリカの現職閣僚による初めての広島訪問です。

 

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原爆慰霊碑に献花するケリー米国務長官(中央)と岸田外相。右はハモンド英外相(2016年4月11日)
 
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広島国際会議場にて(2016年4月11日)
 
 
ケリー米国務長官 G7広島外相会合 記者会見 日本語訳

 

ケリー国務長官:皆さんこんにちは。コンニチハ。私がこの場に立てることは大変光栄であり、岸田外務大臣と日本政府に2016年のG7外相会合をここ広島で開催してくれたことに感謝したいと思います。また我々の素晴らしい大使キャロライン・ケネディと彼女のチーム全員に、合衆国と日本国民間の関係構築の強化において大変な尽力をして実現していることに感謝したいと思います。


同胞である外相たちと私は昨日今日と本当に大変忙しい日を過ごしまして―非常に徹底的に議論をしまして、五回の異なるセッションをしてワーキングミールを二回とったと思います。そして我々は、フミオ・キシダがほんの少し前に皆さんにお話しされたと思いますが、その一連の課題を網羅しました。それらの本題に行く前に、私が美しい都市広島を訪問する初の国務長官としてここにいることにどれほど感極まり、どれほど光栄に思っているかを個人レベルで表明したいと思います。本日早くに皆さんご存知のように、私は岸田外務大臣と他の外相たちとこの特別な平和記念資料館の見学に参加しました。それは衝撃的な展示です。胸をえぐられる展示です。人としてのすべての感覚をひきつけます。戦争における選択の非常な難しさと、戦争が人に対して、地域社会に対して、国に対して、世界に対してもたらすことをすべての人に教えています。


これは私が個人的に決して忘れないだろう展示でした。1945年8月6日の出来事の映像や、痕跡や、再現をどうしたら忘れられるのかわかりません。しかし我々がここに来た理由は過去に固執するためではありません。我々はここを訪問してこの資料館を見学した体験から、過去の教訓を現在や未来に生かすことが我々すべてにとっていかに大切かということを学びました。この資料館の体験は我々の一人一人すべてが公共生活で携えている義務の深さを―さらにいえば責任を持つ地位にある人すべてが携えている義務の深さを教えてくれました―平和のために取り組んで、オバマ大統領と他の指導者たちが一つになって核セキュリティー・サミットでワシントンで数日間会談した取り組みを継続して、核兵器のない世界を希求して創る義務です。


この資料館の体験は戦争が決して最初の手段になってはならない、もしそうならざるを得ないなら、すべての外交政策と他のすべての選択肢が完全に失敗したことによる最後の手段でなければならないという、疑う余地のない真実を教えてくれました。この体験はまた我々全員に、こうした会合や関係が非常に重要な理由を―我々の国家すべての緊密な協力が本当に極めて重要な理由を教えてくれました。なぜなら我々が第二次世界大戦以来の数十年で築いてきた平和で安定した国際制度は贈り物ではないからです。それは自動的なものではありません。それには取り組み、投資、リーダーシップが必要です。その秩序はそれを計画したり、それに参加したりした指導者と国家たちによって守られなければならないのです。そして我々全員が、世界的大災害が決して再び起こらないように確実にするためには知恵と、大変な努力が必要であることを理解しています。


資料館を見学した後、我々は平和記念公園まで歩いて、道沿いに国旗を持って並んだ子供たちの間を通り抜けさせていただきました。あの場所の静穏さの中に立ち、今もまだ建っているドームや建物のことを考えれば、広島の遺産とは再生と復興の一つであると、ただただ理解せずにはいられません。それは人間の精神への賛辞です。


戦後数年で広島と日本の人たちは疾病の撲滅や、紛争の終結や、戦争の回避に貢献をする、力強く重要なグローバルパートナーとなった国を築きました。そして広島が、今我々が見ているような驚くべき大都市へと姿を変えたのと同じく、合衆国と日本の関係もまた目覚ましい変化を遂げてきました。


今日、我々は友好国であるだけでなく揺るぎない同盟国です。そして長年にわたり、合衆国と日本はアジア太平洋地域の平和と安定の礎として奉仕する関係を築いてきました。そしてともに、二国民間で共有している価値観と広範な利益の促進に緊密に取り組んでいます。私は皆さんに、日本がG7の議長国として見せた積極的なリーダーシップに合衆国が大変感謝していることを知ってもらいたい、そしてこの二日間にわたって我々は長い一覧になるグローバル問題を前進させる方法を協議しました。それはもちろん核不拡散などであり、北朝鮮とその核開発計画問題についてかなり長く協議したということになります。我々全員がここ数ヶ月間の北朝鮮の挑発行為への懸念を表明しました。そして我々はともに北朝鮮に、地域の緊張をさらに高める行動や言動を慎み、そうではなく国際的な責任や義務の実行に向かう、必要で具体的な措置を講じる要求を発出しました。


我々はまたダーシュ(ISIL)により引き起こされているグローバルな脅威を協議しました。私は金曜にはバグダッドにおりまして、今日同胞の外相たちに―実際には昨日ですが―アバディ首相と他のイラクの指導者たちと行った生産的な会談に関する情報を更新しました。G7の国家すべてはグローバルな連携によりダーシュを弱体化させて破壊するコミットメントにおいて完全に揺るぎなく団結しており―私はそれを断固たるコミットメント、強固なコミットメントと呼びたく思います。そして互いにこの災難に向き合うために、我々に使用可能なあらゆる手段を使うことを約束しました。そして全員が進展を起こすことに合意しました。我々はもっと早く進めたいと思っておりますが、しかし最初に述べたように、本日再び繰り返しますが、我々がある期間内にダーシュを壊滅することに確信を感じています。


我々はまたダーシュ壊滅の重要な部分が、シリアでの内戦を終結させる本当の政治的変化をもたらす助けになることであると認識しています。昨日夕方私はラブロフ外相と会談をし、戦闘停止を維持して、どの戦闘組織がどこにいるのかを明確にし、我々がダーシュとヌスラに対抗する取り組みに集中するのを確実にし、また人道的援助の供与を懸命に試みるための、可能なすべての特別な取り組みを今後数日間いかに確実にするかを協議しました。我々はその任務実行の試みのために日々ジュネーブでチームで取り組み、アンマンでチームで取り組んでいますが、我々がすることを確実にするため努力を倍増することに合意しました。


ここ広島では我々は、全員がいかに戦闘停止の継続に献身して、近いうちに暴力を食い止めてシリア国民が望んでいる、彼らにふさわしい政治的変化を導く交渉の前進を目指せるかを議論しました。しかし我々はウイーンからの二度の各コミュニケで、国連安全保障理事会決議2254号で、ミュンヘンでのコミュニケでずっと発出してきたように、これがシリア国民の主導によるシリアのプロセスでなければならないと繰り返し述べてきました。ですからそれは結局シリア国民自身によって決められるでしょう、自国に平和をもたらすための譲歩の力と交渉の力を示すことによって。


シリア内戦の終結は不可欠であり、それは暴力と人間の険しい苦しみがあまりに長く続いてきたからというだけでなくまた、紛争の終結がダーシュの活動を拡大する力を―イエメンであれリビアであれ他のどこかであれ―縮小させるために必須の要素であるからであり、他の場所で殺人衝動を実行するためにロシアや中央アジアやヨーロッパや合衆国に帰国しようとするテロリストの数を減らすことが不可欠だからなのです。しかしそれはまた世界への、特に中東やヨーロッパへの難民の流れを防ぐ鍵でもあります。


難民危機にはグローバルな対応が必要であり、全員がここでそれに合意しました。そしてだからこそオバマ大統領が九月の国連総会で首脳級会合を開催するのであり、その目的は難民のための人道的安全策を拡大して、さらに長期間の耐久性のある機会を創出することであり、激しい対立や迫害から逃れているものが安全と避難先を見つけられるようにするためのものです。


サミット中にまたウクライナ紛争を協議しました―かなり長く、とつけ加えましょう―ミンスク合意を完全に履行しようとする決意がありました。さらにいえば我々は両方の側、ロシアとウクライナが、そしてロシアが分離主義者たちを手伝って、協力してミンスク合意のプロセスを完全に履行する必要性を強調しました。


我々はまた国際的海事問題も議論しました。私は航行の自由と上空飛行と阻害されない合法な通商を守ることにより、平和、安全、公海の安全を維持することへの合衆国のコミットメントと、また紛争が一方的行動ではなく軍事化ではなく、国際法と外交政策に基づいて対処されるのを確実にすることの重要性とを繰り返し述べました。


我々はリビアの政治プロセスと、国民の合意による新政府とを支援する必要性を協議しました。そしてイタリアの外務大臣と私は、現在の出来事を構想するのを支えたローマで開かれた会合をまとめたのですが、我々は同僚たちとともに、すぐにもさらに会合を開くことが必要であり、我々ができる限り早く予定を組むということに合意をしました。

 

我々はまたアフガニスタンについて協議をしました―皆さんはこうした協議がいかに広範なものだったかという感じを受けるでしょう。たった二分で過ぎたような議論は一つもありませんでした。それらは長く、深く、充実したものでした。それでアフガニスタンについては、私は広島に来る少し前に訪問したのですが、国際社会がワルシャワでのNATOサミットで、そしてそのあとのブリュッセルにおいて、ガニ大統領とアブドラ行政長官と統一政府が国を安定化させて、アフガニスタン国民が大変切望している平和と安全をもたらす取り組みを支援するために一つになることがいかに不可欠かということを協議しました。


サイバーセキュリティから気候変動まで他の多くの重要な課題も同じように外相たちによって網羅されました。また当然ながら少し時間をとって確実に皆さんの質問にお答えしたいと思いますが、このことを本当に強調させて下さい。


各セッションすべてで、我々全員がG7関与の重大な必要性を指摘しました。我々全員がG7関与の価値を指摘しました。そしてまた我々が声をそろえて発言できるときに、どれほど強化されるかを指摘しました。我々の指導者たちが来月伊勢志摩に集まりますが、私は彼らが、我々がここで築くことができた、皆さんが皆さんの各コミュニケで見られるであろう進展の上にさらに築くことを確信しており、そして彼らはまた引き続き我々の同胞たる市民たちのために、そして思うに今後数世代のために、我々の各国家をさらに安全に保障された未来への道に乗せることに取り組むことでしょう。


それでは本当にどうもありがとうございました、さてこれから喜んでいくつかの質問をお受けします。


カービー報道官:本日の最初の質問は朝日新聞社の奥寺淳さんからです。


問:国務長官殿、どうもありがとうございます。広島へようこそいらっしゃいました。朝日新聞ワシントンD.C.支局特派員の奥寺淳と申します。最初に、長官は本日、第二次世界大戦後以来最初の合衆国国務長官として平和記念公園を訪問されました。70年以上になります。そして芳名帳にメッセージを書かれました―引用します、「世界のすべての人が資料館の力を見て感じるべきだ。」引用終わります。これは長官がワシントンD.C.に戻られたときに、オバマ大統領にここ広島への訪問を勧められるということになるのでしょうか?そしてここ広島での体験を大統領にどのようにご説明されるのでしょうか?


それからもう一つ。爆弾の影響で苦しんでいる人の写真をご覧になったとき、そして犠牲者それぞれの話を聞かれたときにどのように感じたかをもう少し説明してもらえるでしょうか?私は被爆者の第二世代としてお聞きしたいのですが、世界の核保有国であり原爆を使用した唯一の国として、長官は広島と世界の人々に、特に被爆者に対してどのようなメッセージを本当に伝えたいと思われますか?よろしくお願い致します。


ケリー国務長官:そうですね、質問をありがとうございます、訪問について少しばかりより明確にできることを嬉しく思います。まず最初にあなたは私の言葉を引用しました。すべての人が広島を訪れるべきだ、ですが「すべての人」はすべての人を意味しています。ですから私はいつか合衆国大統領が、ここに来ることができるすべての人の中に入ることを願っています。彼が大統領としてここに来られるかどうか、または―ということは私にはわかりません。それは大統領がずっと先まで計画を練らなければならない本当に、本当に大量の複雑な予定にかかってきます。大統領がそうするように招待されていることは知っています。大統領がそれを公表されたので知っているのですが、大統領はいつか広島に来たいと思っております。しかし次回の訪問で可能かどうかは私には本当にわかりません。


その体験と私が感じたこととを説明することに関しては、私が資料館で最も心を動かされて最も衝撃を受けたのは広島の街の特殊なドーム型仮想ディスプレーのときでした。広島の街を見て街の生活がクローズアップされ、ボートが川を進んでいて、いくらかより私的な視点からの街を見て、それから後ろへ引いて空中写真になり、そして突然爆弾が街へ向けて投下され、爆発、そして驚くべき猛火、空へ上るものすごい積雲に続く大災害、そして残された廃墟跡を見ます。それはそれを見る誰に対しても見事に行われた、際立って強力な、大変重要なメッセージになります、あの特別な爆弾というだけではなく大量破壊兵器をもつ世界にも起こることなのであり、従来型の兵器でさえ今日では巨大なダメージを与える巨大な能力があるのです。私はそれにとても心を動かされました。私は本当に―それは本当に個人的なものでした。


それが私に強調するのは、そしてあらゆる場所のあらゆる指導者たちの義務について私が数分前のコメントで述べたように、戦争にいた誰もが―そして私も戦争にいましたが―その狂気を知っており、人命の損失や罪なき一般市民やそれに巻き込まれた人に関して、それがいかに複雑なことかということをを知っているということです。ですから我々皆がその回避に取り組まなくてはいけません。そしてそれこそオバマ大統領が核セキュリティ・サミットの取り組みで尽力されていることであり、その取り組みは世界から核兵器を排除する大統領の計画の一つです。さて我々は皆それが一夜にしてはおこらないことを知っています。それは複雑です。対立を解決する方法を見出さなくてはいけません。行動を変えなくてはいけません。一夜にして抑止力を取り除くことは本当にできません。多くのことをしなけれはならず、だからこそ我々が追求したいと願う最初の措置の一つが核分裂性物質の禁止なのですが、他に多くの措置があります。そしてそこに到達する能力を築くのには時間がかかるでしょう。


しかしこの資料館と今回の行事が我々に教えてくれるのは、我々がそこに到達しなければならないということです。我々にはそこに着くように取り組む義務があります。そして我々は幾らかの進展をしています。だからこそ北朝鮮の金正恩の行動のようなものが、世界が進みたい方向に逆らうあのような異常行動として目立つのです。そしてあなたが尋ねたどの質問からも飛躍しますが―まただからこそ高位の公職のどの候補者のどんな提案でも、我々がさらに兵器を作って韓国や日本のような国に与えるべきだというものは見るからに馬鹿げていて、それは歴代大統領が、共和党員も民主党員も同様に、第二次世界大戦以降ずっと実現しようとしてきたすべてに逆行しています。


そういうわけで、こうしたことが体験する中で私に出てきた感情ですが、さらにもっとたくさんあります。だからこそ私はすべての人がこの資料館や他の戦争資料館を見られるようにすべきだと書いたのであり、それが人に外交政策の重要性、関与の重要性、より優れた方法でこうした課題に対処しようとすることの重要性を痛感させるからです。ですから私はここでより優れた方法を見出す支援の尽力にまったく改めて活力を与えられ、そして再コミットして―ここから戻ります。


カービー報道官:次の質問は日本経済新聞社の吉野直也さんからです。


問:ありがとうございます。長官殿ありがとうございます。私には2部構成の質問があります。


ケリー国務長官:どちら様でしょうか?(笑い)


問:吉野直也と申します。


ケリー国務長官:いや、お名前はわかるのですが、何部構成かの質問があるのですか?


問:2――


ケリー国務長官:20部構成の質問?(笑い)


問:2部構成です。はい、いえ違います、違います、2部構成です。それでは私の最初の質問です。合衆国政権の初めての閣僚として広島平和記念資料館を訪問することへの印象はどのようなものでしょうか?


二番目に、オバマ大統領が広島を訪問する可能性はどれぐらいでしょうか?


ケリー国務長官:その両方とも回答したと思います。


問:ええ、まあ。私は――


ケリー国務長官:オーケイ、つまり我々はツーアウトです。


問:そうです。


ケリー国務長官:あと一つです。(笑い)


問:パーセントはどれぐらいでしょう―50%よりも高いでしょうか、それとも低いでしょうか?


ケリー国務長官:(笑い)あなたにパーセントを出せればいいのですが。パーセントを出すことはできません。私が出したくないのではなく、知らないからです。しかし私が火曜の夜にワシントンに戻って今週大統領にお会いするときに、私がここで見たことと、いつかここに来ようとするのがいかに大事なことかということを確実にお伝えするとあなたに約束します。安心して下さい。よろしいですか?ありがとうございます。言っておきますと、私は三つの質問をこれほど早く進めるのを一度も見たことがありません。素晴らしかったです。(笑い)ありがとうございました。


カービー報道官:次は―すみません。次の質問はCNN社のエリス・ラボットさんです。


問:長官殿ありがとうございます。長官は今日見たことを理解した後で、北朝鮮の核兵器使用を阻止するために世界が十分なことをしていると確信されているでしょうか、それとも死と破壊の現実世界での結果を見てさらなる理解をしたために、新たなより厳しいアプローチが必要であるとお考えでしょうか?そして繰り返される北朝鮮の核兵器実験や不安定化行動を考えると、核兵器のない世界の見込みはより遠くなっているとお考えでしょうか?よろしくお願い致します。


ケリー国務長官:二番目の部分は何だったでしょうか?すみません。エリスさん、その二番目の部分は私が考える――


問:つまり我々が北朝鮮で見てきた、核兵器実験だけでなく核兵器使用への脅威の、すべての活動を考えれば、核兵器のない世界への長官の取り組みにもかかわらず、その見込みはより遠くなっているとお考えにはならないでしょうか?よろしくお願い致します。


ケリー国務長官:そうですね、最初の件に関して言葉を返すようですが私は戦争の現実世界での衝撃を、引用しますが「さらなる理解」をするためにここに来る必要はありませんでした。私は戦争の現実世界での衝撃を知っています。私は第二次世界大戦時には子供であり1943年に生まれ、戦争の影響を見て育ってきました。幼い少年のころにはベルリンにおり、焼けた国会議事堂や吹き飛んだヒトラーの掩蔽壕、そして親世代による戦争の結果を見ています。さらに私はむろん戦争で奉仕しており、そこでそれを見ていました。


私をここに連れて来たのは広島に起こったことと、特に破壊のタイプに関して核兵器により起こったこととを直接感じることです。しかしまた私が合衆国海軍で奉仕した時に核化学生物軍事学校へ通い、良くも悪くも核兵器ミサイルの爆発力や放射線病や他色々な課題に関して多くを学んだために見学しました。つまり私にとって本当に今日という日は非常に個人的な独自の方法で、この場所と日本国民の感情とあの日の恐ろしい出来事とを結びつける時間でした。そしてもちろん戦争での恐ろしい瞬間の影響を直接見るときはいつでも、誰かの中にある、我々がその回避に努めなければならない理由を強めると思います。

 

そしてそれを阻止するために我々が十分なことをしていると私は確信しているでしょうか、あるいはもっと厳しくする必要があるでしょうか?我々は現在厳しさを増しています。我々はいくつかの最も緊密な友好諸国や同盟諸国とともに戦って、ほんの数週間前にさらに厳しい国連安保理事会決議を中国に署名させ、現在北朝鮮に対してさらに強固な制裁を導入しています。それに加えてTHAAD(終端高高度防衛)の、それは防衛の―防衛のシステムですが、その配備の可能性だけでなくまた北朝鮮に関して我々が取り組む他の措置の議論にむけても動きました。

 

ですから彼らの行動がさらに脅威的に拡大して、これまで講じられてきた措置に気を留めなければ、我々は継続的に徐々に厳しさを引き上げる道にいます。私は中国が現在履行を決意したと考えています―つまり我々はこの履行のまさに最初の段階にいて、それは北朝鮮にさらに大きな影響を与えることになると思います。


さて、我々はまた他にできる事についても協議をします。私が感じるのは六カ国協議の団結した五カ国の仲間がいますが、完全に決意を持って圧力をかけ続けますがまた、より危険な方法をとってこぼしてしまうのではなく、うまくいけば人をテーブルに戻す方法でそれを行うということです。


ですから我々は順調に進んでいると思います。採択された決議に入れられなかったわずかな方法を見たいとも思いますが、北朝鮮が決定する行動次第で今後数か月で実施されることもあり得ます。つまり北朝鮮の行動次第でさらにもっと段階を引き上げることがまだ可能です。我々には協議に戻る用意があります。我々は半島に関する和平協定交渉の用意があることを明確にしました。不可侵協定を交渉する用意があります。本当に経済援助を供与し、国際社会に戻る北朝鮮を歓迎する用意があります。援助を供与する用意があり、開発と長期間の未来に関して仲間たちと協力する用意があります。彼らがそれを望むなら、再統一の考えに関して韓国と協力する用意があります。しかしそれはすべて北朝鮮が非核化の交渉をするという決定次第であり、それは中国、合衆国、日本、韓国、ロシアに合意された政策です。我々は当然ながら現実的な交渉をする機会を待っています。


全体的な核の脅威に関して、北朝鮮での出来事が我々がさらに遠のいていることを意味するのか―違います、私は少しもそう思いません。違います。心から違います。我々はロシアとさらなる核兵器削減を交渉する用意があります、批准した後に―START条約をまさに批准した後にです。私は上院議会でその取り組みを主導しました。そして現在我々は1500発程度の水準にあり、50000発の核弾頭を互いに所有して互いを狙っていたレーガン大統領とゴルバチョフ書記長の日々にいた場所とは雲泥の差です。つまり我々は50000発から1500発程まで進んでおり、そしてさらに削減をする用意があり、このような兵器のない世界の構想を抱いてきました。我々はイラン合意をまさに交渉し、核兵器に向かう道を検証可能で透明性のある方法によって諦めさせ、現在IAEAがこの合意の有効期間中ずっと毎日、毎週検証するのを可能にしました。そして他の多くの国に―13ヶ国位だったと思いますが―核分裂性物質を諦めさせ、分散している高濃度物質を所有する人の数を減らし、そして核の脅威削減のプロセスに参加する国の数を増加させ、すべての医療用放射線物質その他の説明責任という、より素晴らしくてより優れた慣習を開始させました。


つまり現在膨大な量が起こっているのです。その政策に関して北朝鮮は唯一のしこりとして残っていますが、先ほど述べたように我々は北朝鮮に関する制裁の厳しさの段階を引き上げてきました、そしてそれはこの取り組みに関するまさに最優先事項です。


ですから我々は北朝鮮に関わらず、正しい方向を進んでいると思います。それから私の望みは特に中国とともにであり、なぜなら当然中国には北朝鮮とに大変重要なつながりがあって―トラック、飛行機、車の燃料すべての供給者であり、食料の供給者であり、銀行の世界へのつながりであり―中国には北朝鮮にメッセージを送って影響を与える巨大な力があるからです。そして中国は、我々は嬉しく思っていますが、中国とその経済に影響を与えたりすることに参加しました。ですから我々は着実に進んでおり、前進しながら築き続けなければなりません。それこそが我々がするつもりのことです。

 

カービー報道官:本日の最後の質問は、共同通信社の太田昌克さんからです。


問:長官殿どうもありがとうございます。貴重なお時間をありがとうございます、また私はこの特別な場所への長官のご訪問に対し、本当に感謝を繰り返させていただきたいと思います。改めてどうもありがとうございます。


私の質問は、広島へのご訪問に関して二人の同僚と重複するかもしれませんが、お聞きしたいと思います。これまで、そしてこれからも核の脅威の影の下にあるだろう人類の歴史に照らしてみて、長官の広島へのご訪問にはどのような根本的意味があるでしょうか?


そしてまたこの体験に基づいて、長官はどのように核軍縮の課題を活性化させるのでしょうか?核軍縮はオバマ大統領が2013年6月にベルリンで核削減に関する具体的提案を行ってから長らく停滞しているように見えます。そこで政府の優先事項は何でしょうか?そして長官、この訪問後に核軍縮課題の優先度はどのようになるでしょうか?長官殿よろしくお願い致します。


ケリー国務長官:ありがとうございます。非常に、非常に良い質問で、本当に喜んでお答えします。


その意味に関して、本質的なことについて少しばかり建て増しします。すでにお話しした感情的及び明らかに個人的なものは別にして、私が広島を訪問して、今いることが特別に重要だと思った理由は、フミオ・キシダと私がともに取り組んできた友人であり、ここが彼の地元地域社会であって我々がここでG7会合を開催しているということだけでなく、我々が核兵器の脅威を縮小させようとしてこの取り組みに関与していることであり、そして重要なことですが我々が人々に和解の力を、戦争中にかつて敵だったものが一つになり、共通の基盤を見つけ、強固な民主主義を築き、同盟を築き、そして世界の他の人々にポジティブな影響を与える重要なことをするのが可能であるという人間の力を教えようとしていることです。


それこそが我々がここで見せていることです。我々はこの友情の力を、この同盟の力を、そして階上の写真で見たようにかつて核爆発後の恐怖の中に描かれた人たちが、あの時から出発してその国が世界的に重要な課題で多くの事例に参加して主導をしているという、驚くべき繁栄と達成の場所への変化からもたらされる重要なメッセージを見せています。


日本はグローバルリーダーです。日本は我々と協力してエボラ出血熱の対処を支援しました。日本は現地にいて緊急資金援助の用意をして、我々が保護具を人々に届けて彼らが必要とする避難所を持てるようにするのを支援しました。日本はアフガニスタンで現地にいて人道的取り組みや復興や開発に関して我々を支援しました。日本はシリアで現地にいて難民問題の対処への支援に取り組みました。


ですから我々は戦争の灰とあの恐怖の瞬間から、なれるものについての世界中の人々への模範となる、特別強固な関係を築きました。そして私は金正恩のようなものがこれを見て、人々が一つになって良い事を起こせる良い信念を理解してほしいと思っています。ですからそれは重要なメッセージだと思います。


また我々はオバマ大統領がワシントンでの4回目かつ最後の会議でまさに示しておりますように、核セキュリティーの重要性の強調に深くコミットしているためにここに来ました。我々は核物質を安全にして、それがテロ組織の手に落ちて汚染爆弾を―これは完全な核爆弾ではありませんが核放射線成分をもち、それゆえ人を大量に殺害できるものなのですが―これを作らせようとしないようにしなければいけません。ですからそれがここにいるもう一つの理由であり、我々には協力して暴力的過激派の問題に対処するという即時の任務があり、それは依然として人々の安全保障の難題です。


そして最後に、あなたの質問に答えると―あなたは我々が停滞しているように見えるといいます。ある特定の会合が困難にぶつかるという事実が停滞した世界を明示しているということにはなりません。会合が困難にぶつかるのは、総意による前進の決定がなければならない合意に誰かが合意できなかったために、全会一致による決定をしなかったからです。ですからだからこそ我々はどのように前進するかを特に懸念しています。何故か話しましょう―私はそのような感情を理解しますが、本当に明日にもすべての核兵器を違法にしたいと考えている国があるからです。人々が何故そうしたいのかはわかります。しかし我々が取り組まなければならないとわかっている他のすべてのことに取り組まずにそうするのは、世界をより安全にはしません。それは行われるべきであって、我々はそれを支持しますが、それは活動抑止水準を廃棄したことによって世界をむしろより危険にするのではなく、本当により平和にすることを引き受ける力を高める方法で行わなければなりません。


そして我々が講じるのに必要な措置は―そしてあなたは措置のことと優先事項を尋ねましたが―批准できるなら核実験禁止ということになるでしょう。我々はそれを批准したいと思っています。オバマ大統領はそれを望んでおります。しかし我々はまだ上院を通過させることができておりません、そして現代テクノロジーがどのように、実際に爆発に至る核融合をする核分裂反応に関与せずに、抑止力を決める力を我々に与えたかをもっと学ぶ必要がある人がたくさんいます。我々は核実験を望んでおらず、1992年以来行っておりません。現在テクノロジーは物質の―核物質の物性的、物理的物質性の実験を可能にし、ある程度備蓄と抑止プログラムの健全性や安全性の測定を可能にしており、それは大変重要です。


しかし我々はまた核分裂性物質の廃止を望んでいます。もし核分裂性物質を制限できれば有益でしょう。それから最後に、原子力安全性のイニシアティブがワシントンでの核サミットでオバマ大統領により提示されましたが、そうしたすべてが最優先事項です。


つまりそれらが明白な優先事項であり、そのどれもが、我々が実現すれば、紛争、兵器、我々が直面している危険に関する人々の考え方を変え始めさせる力に向かう措置になれるでしょう。

 

そういうわけで優先事項はたくさんあります。世界は正しい方向を進んでいると思います。200を超える国々を見て下さい、悪い行いをしているのはたった一つか二つの出場国であり、残りの世界は彼らに反対して並んでいます。それから我々には現在、非国家出場者の難題があり、我々は学習しているのですが複雑で、時間のかかる取り組みです。しかしそれは我々が乗り超えるべき問題であり、最終的に勝つことになると私が確信しているものです。


カービー報道官:皆様ありがとうございました。本日の記者会見を終了致します。


ケリー国務長官:皆さん全員どうもありがとうございました。感謝します。





 

参考記事:

http://www.state.gov/secretary/remarks/2016/04/255689.htm