9月24日 科学実験教室(回転パワー大実験1) | 高槻天神先生のブログ

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学研JR高槻前天神教室で行っている科学実験教室のブログです
基本、毎月第4土曜日に教室を開いています

今日は、回転パワー大実験の1回目でした。

自転車は走り出すと倒れにくくなりますね。
止まっている自転車だとすぐに倒れてしまいますが、走っている自転車は倒れにくいです。
そのことを実験で試してみましょう。

車輪に取っ手をつけて、両手で車輪を支えます。
車輪が回っていないと簡単に車輪を横に倒すことができます。
では、車輪を勢いよく回してから、同じように横に倒してみましょう。
車輪が強く抵抗します。
まわっている車輪を横に倒すのは大変なことがわかります。
だから走っている自転車は倒れにくいのがよくわかりました。

みんなにも順に体験してもらいました。


車輪は速く回るほど安定するということがよくわかりました。

まわると倒れにくいというのは、コマと同じですね。
車輪もコマになるのでしょうか?
勢いよく回してコマのように立てると、安定して回っていました。


今度は不思議なことを実験で見せましょう。
車輪を勢いよく回して、ひもの先に輪を作って片方の取っ手に通してぶら下げます。
すると車輪は落ちないで回っています。


止まっている車輪では、できないことです。
先生は指で支えてみました。車輪はまわろうとする動きをするので、車輪をぶら下げている先生も一緒に回っていないといけません。


次は穴あきコイン競走です。
先ほどの車輪を使って、回転台を作ります。
回転台を回して、その上に5円玉を走らせます。
5円玉を乗せるのがなかなかむつかしいのですが、うまく乗せられると、回転台の上で5円玉が回転して走っています。

みんなも実際にやってみました。
なかなかむつかしいですが、うまく乗せられると長く回っています。
つまようじよりも細いストローを使ったほうが上手に乗せられるようです。
コインの向きにも注意をしないとうまく回すことができません。

今度は風船を使ってコインのサーカスをします。
半透明の風船中に10円玉を入れます。
風船を膨らまして風船の口をしっかり押えて回転させます。
すると風船の中でコインがすごいスピードで走り回ります。


みんなも実際に試してみました。
勢いよくコインが風船の中をぐるぐる回るのは、なんとも不思議な感じのようでした。


一円玉、五円玉、十円玉、五十円玉などで試してみました。
回っているときのヒューヒューとなる音がコインの種類によって違うのが分かります。
これは、コインの周りにギザギザがあるのとないのとで違いが出るようです。

サーカスでオートバイが球形のさくの中をぐるぐる回っているのを見たことがありますか?
あれと同じことが風船の中でできています。

回転しているものは安定するということがよくわかりました。

最後は実験セットを使って、コマをスターターで勢いよく回します。
このコマの先端は磁石になっているので、ヘビや迷路のプレートにくっつけて回すととても面白い動きをします。

みんなは、ヘビを何匹も使ったりして、その面白い動きに夢中でした。