東京都と神奈川県の都県境にある生藤山に行って来ました。生藤山という名は、

“昔、国境の木は伐らないルールがあり、生藤山は武蔵国と相模国の国境に位置する

ため、「木を切るのを止めた山」→「切り止め山」と呼び、これが「切止

(きっと)山」→「きっとう山」→「生藤山」となり、「しょうとうさん」と呼ぶようになった“、由(Wikipediaより)、ということは頂上は木に囲まれ見晴らしは

期待できそうにない。

 

行程は井戸バス停~軍刀利神社~三国山~生藤山~茅丸~連行峰~大蔵里山~和田峠~陣馬高原下バス停。

 

午前9時過ぎに井戸バス停を出発

バス停近くから早くも富士山が見えます。

本日は雲一つない良い天気

 

軍刀利神社入口をまっすぐ登って行くと

 

軍刀利神社一の鳥居があり、

 

鳥居のすぐそばに“井戸のサイカチ“があります。サイカチの木の実は泡が立つことから戦前は石鹸代わりにサイカチの実を利用していたといわれます。

 

(参考)サイカチの実(Wikipedia より)

 

二の鳥居

 

軍刀利神社は1049年に創立され、日本武尊を祭神とし、軍神を祀る神社

武田信玄や岩殿城主小山田氏などが篤い信奉者であり、戦の前にここで戦勝を祈願

したようです。

境内には軍刀がデーンと

 

軍刀利神社奥の院一の鳥居

 

奥の院二の鳥居

 

奥の院の手前にあるカツラの木

樹齢500年、高さ33m、根回り14m。この木の根元から冷たい清水が絶えること

なく湧き出ることから「水の木」と呼ばれているようです。

 

奥の院

 

奥の院から三国山へ

 

先の標識のところ、右方向の三国山へ。左方向は軍刀利神社元社~熊倉山方面

 

鎌沢ルートとの合流点

こういう尾根道を進むと

 

三国山(960m)に到着

ここが東京、山梨、神奈川の三都県の境、昔風に言えば、武蔵国、甲斐国、相模国の三国の境になります。

 

山梨方面

 

東京方面

 

三国山から10分足らずで生藤山(990m)に到着

ここも、昔のルールに従い、国境の木の伐採を止めたことに由来する

「切り止め山」の名の通り、頂上は

木に囲まれ、眺望はありませんが、

富士山方向は少し開けて、富士山が見えます。

生藤山頂上からの富士

 

生藤山から茅丸に向かう途中、開けたところからの富士

 

 

茅丸(1019m)

茅丸山頂からの見晴らしは良好

富士山もバッチリ

 

 

南側、丹沢山系方面

 

連行峰(1016m)

連行山ともいいます。

連行峰山頂は

木に囲まれ

見晴らしは良くない。

 

大蔵里山(837m)

ここも周囲は

木に囲まれ

見晴らしは

良くない。

 

大蔵里山から和田峠へ。

 

和田峠の茶屋が見えてきました。

和田峠

和田峠の茶屋

 

和田峠より舗装道路を約40分歩いて

午後2時15分過ぎに陣馬高原下バス停に着きました。

 

生藤山は人気があり、いろいろなルートから登れますが、上野原駅からバスで井戸

バス停に行き、バス停から軍刀利神社経由で登るのが最も短時間で登れるコース。

軍刀利神社(や大カツラの木)はパワースポットとしても知られており、お参りすると何となく、力がみなぎってくる感じ?
三国山~生藤山~茅丸~連行峰~大蔵里山の5座のなかで標高1019mの茅丸が最も

高く、また最も眺望がよく、富士山もきれいに見えました。
和田峠から陣馬高原下バス停までは舗装道路で4km弱あり、歩き易いですが、車に

注意しながら歩くことになります。

 

tamatama