5月26日に青梅市内からよく見える鶴脚山、馬頭刈山に行って来ました。青梅市内からは奥多摩の山々が良く見えます。下の写真は市内から見た奥多摩の山々で右手に御岳山と日の出山が重なって見え、そのすぐ左隣の三角形の山が奥の院峰、さらに一番左手に“象の後ろ姿”のような大岳山がくっきり見えます。

 

下写真では一番右に雲のかかった大岳山、中央付近につづら岩、さらに左手へ鶴脚山~馬頭刈山と続きます。大岳山や御岳山などはしばしば登っていますが、市内からよく見える鶴脚山、馬頭刈山にはまだ登ったことがなかったので、晴れた5月26日に檜原村の払沢の滝を起点として滝めぐりをし、さらにつづら岩~鶴脚山~

馬頭刈山~高明山を山行しました。

 

武蔵五日市からバスに乗り、払沢の滝入口バス停で下ります。

ここが出発点です。

 

バス停から左手の整備された道を10数分程歩くと日本の滝百選に選ばれている払沢の滝に着きます。落差62mの四段滝で遊歩道からは最下段にあたる落差23mの滝を見ることができます。

 

払沢の滝の動画(↓)

 

払沢の滝入口バス停に戻り、都道205号を千足方向に進むと、木々の間から茅倉の滝を見ることができます。

落差18mの茅倉の滝

 

千足で右折し、小天狗滝、天狗滝、綾滝に向かいます。

 

下は落差10m前後の小天狗滝

すぐ近くに天狗滝があります。落差38m。

小天狗滝と天狗滝の動画(↓)

 

天狗滝よりさらに登ると、綾滝があり、この滝にまつわる話が

あります。1590年に秀吉軍の小田原征伐で小田原北条氏は

敗れ、滅亡するが、それに伴い、八王子付近の後北条氏の城も次々、落城。北条氏康家臣の平山氏重は檜原城城主であったが、檜原城も落城。平山氏重は千足で自害。一方、氏重夫人は生き延び、山深い綾滝に逃れ、ここ綾滝に庵を建て、夫を偲びながら

余生を送ったと伝えられます。

綾滝は落差21mと案内板には書かれていますが、実際は

30~40m位はありそうに見えます。

 

綾滝の動画(↓)

 

綾滝よりさらに登ると、つづら岩に到着。

つづら岩はロッククライミングの岩壁として有名。この日も何組か、

ロッククライミング中でした。高さは40~50mありそうです。

 

つづら岩から鶴脚山に向かう途中、開けた場所からの景色。

左手に鶴脚山、遠方は丹沢方面。

 

鶴脚山(916m)に到着。木々に囲まれ、展望はききません。

鶴脚山から馬頭刈山への途中、見かけた山つつじ

 

馬頭刈山(884m)到着。ここも見晴らしはききません。

 

馬頭刈山尾根から見える都心方面

 

高明山(798m)に到着。ここも見晴らしはきかない。

 

高明神社跡。かってはここに高明神社があったのですが、

ここの標高は781mもあり、参拝するのが大変なので、平成3年

(1991年)にふもとに遷座されました。

高明神社跡から十里木まで下り、十里木バス停からバスに乗って

武蔵五日市に戻ってきました。

 

今回は檜原村にある払沢の滝を起点に滝めぐり、山登りをしましたが、武蔵五日市近辺、檜原村には高齢者でも登れる低山が多くあります。 また滝も多く、古城跡、寺社群もあり、これらを訪れて

みるのも興味深いと思います。

 

(行程)武蔵五日市駅(7:20)~払沢の滝入口バス停(7:50)~

払沢の滝~茅倉の滝~千足~小天狗滝~天狗滝~綾滝~

つづら岩(11:00)~鶴脚山(12:00)~馬頭刈山(12:20)~

高明山(13:00)~十里木バス停(14:35)~武蔵五日市駅

(14:50)

 

払沢の滝入口バス停を朝7:50分に出発、十里木バス停に着いたのが午後2時35分。休憩時間を除いて約6時間の行程。歩数は約3万歩。この年にしてはよく歩いた。

 

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