GWは釣り・水遊び転落注意 青森海保「救命胴衣着用を」
5/2(土) 9:00配信
Web東奥
救命胴衣着用を呼びかける海保職員
救命胴衣着用を呼びかける海保職員(左)ら=4月29日、青森市の浅虫海づり公園
 大型連休を迎え、釣りなどのマリンレジャーが本格化している。過去5年間に釣り中に事故に遭った人のうち、海中転落は8割を占めた。4月29日夜には青森県平内町沖で釣り中の男性が亡くなる事故があった。事故は月別で、気温が上がる5~8月に多く、青森海上保安部は「海をのぞき込んで転落する人が多い。命を守るため、救命胴衣を着用してほしい」と呼びかけている。

 「万が一に備え、ライフジャケットを着用してください」。4月29日、今季の営業を始めた青森市の浅虫海づり公園で、同海保の職員が利用客一人一人に声をかけ、注意を促した。

 同海保によると、2021年から25年までの5年間で、釣り中に事故に遭った人は30人。このうち25人が海に転落、12人が死亡または行方不明となった。このほか、1人が溺れ、4人が沖に流され自力で戻れなくなった。月別では5、7、8月のほか、行楽シーズンの10、11月に集中している。

 海に転落した場合、生存率を高める上で救命胴衣の着用が有効だ。同海保によると、転落した25人のうち、救命胴衣を着用していたのは7人で、このうち5人(71%)が無事に救助された。一方、着用していなかった18人のうち、無事だったのは6人(33%)にとどまった。

 低水温の時期は、海中転落後の危険性がさらに高まる。一般財団法人海技振興センター(東京都)が作成した資料によると、水温が5~10度の場合、意識不明に至るまでの時間は30~60分、10~15度では1~2時間とされる。水温が低く、海中に長くつかるほど、命を落とす危険が増す。

 県産業技術センター水産総合研究所(平内町)が運営する情報サイト「海ナビ@あおもり」によると、釣り中の男性が死亡した4月29日の平内町茂浦の海水温は最低10.8度、最高12度だった。

 同海保交通課の林公誉課長は「救命胴衣の着用は生存率を高める。転落時の発見を早めるためにも、通報手段としてスマートフォンを持つことや、複数人で行動することが有効だ」と話した。

 会社の同僚と浅虫海づり公園を訪れていた青森市の会社員、土田渉さん(29)は「船釣りの時はライフジャケットを着ていたけど、海に落ちるのは怖い。陸からの釣りでもしっかり着けようと思った」と話した。
 

個人の意見

この時期から急に、水辺の事故、水難事故が増える。
ご注意下さい。