46歳になった。
そろそろ、自分の時というものを変えたいと思っていた。いや、今迄の時が悪かったというわけではない。ただ、何かにつけ、少しずつ時間のタイミングがずれていた。それが為に不運な思いもした。また、経済的にも決して不遇だったわけではないが、不思議と金が溜まらずに素通りして行く。こういった流れを、これから変えて行きたいと思っていた。
自分は決して何かにすがったり、また、自分から何かを人に求める人間ではないのだが、初めて家内に誕生日に腕時計が欲しいとねだった。
写真左は、20年以上連れ添ったSEIKO5。全自動巻きで一日に正確に1分ずつ進むようになった。1日に1分だけ私より先の時間を行く。ある意味、これはこれで正確なのだが。
左は今回プレゼントしてもらったSEIKOのソーラー。光に当たっていれば止まる事はない。
SEIKOの時計が世界で一番好きである。世界に誇れる精密機械だとずっと思っているし、SEIKO以外の腕時計を身に付けようとは思わない。

新たな時を刻んで行きたい。
新たな記憶を、来たるべき時代を、自らの視覚で、自らの判断で受け入れ、刻み込んで生きたい。

今日は、話題となっている現場で、映画という、自分が19歳の頃から志した映画の撮影現場で、46歳の誕生日となる。

こんなにも幸せな誕生日はない。

俳優 近藤善揮 これからも精進し、もっともっと上を向いて歩いて行きたいと思います。

皆々様におかれましては、所属事務所月の石共々、何卒今後とも、ご支援、ご指導の程、よろしくお願い申し上げます。

2013年12月11日
近藤善揮