昨日も月の石の稽古だった。私の担当もあと残すところ一回となった。来月はいよいよ高瀬一樹氏のワークショップが始まる。

http://www.tukinoishi.com/t_audition.html

舞台出演は別として、このニューヨーク在住の高瀬さんのワークショップを受けるだけでも価値はあると思う。俳優には時代、その時代により求められる演技があり、それに柔軟に対応出来ないやつはダメだ。
高瀬さんの舞台は何度も観ているが、海外に住む彼には日本の俳優の現状がよく見えているのではなかろうか。

月の石の新人達も、先月から今月にかけ様々な現場に行った。
私の日頃言っている事が、現場では求められるという事がよくわかってもらえたのではないだろうか。
現場では様々な事が求められるが、常に柔軟に対応出来る態勢を整えるには、まず中立な自分をわかっていなければ、過剰な演技になったり、消極過ぎる演技になったりする。
カメラに収まるという事はどういう事なのか?テレビではない大きなスクリーンの中で演技するとはどういう事なのか?今一度私の言った事を振り返って欲しい。

そんな事を感じる今日この頃。