映画百本ノックの一環として奨められたPerfumeを見た。
まず、私がお香、香水マニアなので、この作品はすごく興味があったのだが、なかなか今日にいたるまで見れないでいた。

人間の欲望、シニカルな存在論が随所にちりばめられていたような気がする。
自分の欲望を満たす為に、罪を犯しているのではなく、存在のために、その確証のために人をあやめていく。いや、これは罪という見方ではなく、人間の意識の違いで、罪という意識がどこから湧くのだろうという気さえする作品だった。
ツルゲーネフがちょっとしたブームになっているが、俺にとっての初恋、いやそういうロマンチックなものではなく、初めてセックスをした女性というのは、今だに自分の中で息吹いており、これは生涯共存していく記憶なのであろう。
この映画の主人公の男性の中に芽吹く、初めての女性の匂い。
彼は生涯その匂いの記憶をたどり、永遠に閉じ込めようとする。
人間の記憶は多肢に渡る影響から来る。

人を愛するという事は、その人の記憶、引きずる過去、全てをともに内包できるかどうかにもあると感じた。