京都にいる頃から、骨董市に行ったりして、コツコツと品々を収集して来た。
古いもの、それも日常的に使いこなされているものが大好きだ。
使い倒してあげないと、それらが可哀相で…。
当時 まだ食えない 俺は、近所のバプテスト教会で、老人介護のバイトなどしており、お年寄りからは「嫁さんは、骨董じゃなく、新品にしときなさいよ」などとからかわれていた。
幸いに、嫁さんは 美しい、…京美人だった。
…離婚してしまったが。
どうやら 新しいきれいなものは、俺には不釣り合いらしい。
居宅も、新しいところだと落ち着かない。
京都では、一時期 かつて大嶋渚監督や、竹久夢二も住んでいた、銀月アパートメントなんてところにわざわざ住んでいた。
もう築七十年になろうか。
今 俺は、俺より10歳程年上の築五十年程の古いアパルトメントに住んでいる。
月が枕元から美しく見えるので月見荘などと勝手に名付けている。
以前は、書き物部屋として使っていたのだが、完全に居宅までこちらに移してしまった。
古き良きものは、あたたかく、優しい、年輪を刻んでいる。
多少不便ではあるが、俺にはそれ以上の安らぎを与えてくれる。
どうやら俺には 郷愁というものが、常に付きまとうらしい…。
古いもの、それも日常的に使いこなされているものが大好きだ。
使い倒してあげないと、それらが可哀相で…。
当時 まだ食えない 俺は、近所のバプテスト教会で、老人介護のバイトなどしており、お年寄りからは「嫁さんは、骨董じゃなく、新品にしときなさいよ」などとからかわれていた。
幸いに、嫁さんは 美しい、…京美人だった。
…離婚してしまったが。
どうやら 新しいきれいなものは、俺には不釣り合いらしい。
居宅も、新しいところだと落ち着かない。
京都では、一時期 かつて大嶋渚監督や、竹久夢二も住んでいた、銀月アパートメントなんてところにわざわざ住んでいた。
もう築七十年になろうか。
今 俺は、俺より10歳程年上の築五十年程の古いアパルトメントに住んでいる。
月が枕元から美しく見えるので月見荘などと勝手に名付けている。
以前は、書き物部屋として使っていたのだが、完全に居宅までこちらに移してしまった。
古き良きものは、あたたかく、優しい、年輪を刻んでいる。
多少不便ではあるが、俺にはそれ以上の安らぎを与えてくれる。
どうやら俺には 郷愁というものが、常に付きまとうらしい…。
