我が家の次男坊は、この春、高校に入学します。世間的には、入試で大変な時期ですが、、、
当人は、いたってノンビリとした日々を送っています。
何故なら、試験がないので、もう半分入学したようなものだからです。
当然、世間で評価が低いですが、そんなことはどうでもいいのです。
学力は必要だが、学歴はいらない
勉強はしたいときにすれば良い。私の場合は、今が一番、向学心に燃えています。
学校での、縛られた勉強時間は、必要最小限にして、、、
近い将来を見据えながらも、今、いろいろ見聞きできる自由な時間を、持ちたいというのが、、、
父と息子の一致した考えです。
ここで、私がダメ親父で、メチャクチャ子育てをしてきた、多くの例から一つだけ述べます。
我が家の、二人の息子は、背中にチャックのあるヒーローには、夢中になりませんでした。
私が、興醒めして、水を差したからです。
もっとも、最近は画面処理が格段と良くなりましたから、親子共々、歓んでおります。
おかげさまで、親子揃って、夢中になれるヒーローが、増えました。
ヒーローついでに、思い出したことがあります。
家族皆んなで観た、「スター•ウォーズ」の後日談でのことです。
又々、水を差すという、悪い癖が出てしまいました。
年寄りが、活躍するのは、カッコイイよね~! と話が盛り上がった後です、、、
「でもね、若い時は素直に、そう思ったんだけど、だんだんと年寄りになってくると、、、
ちょつと、微妙なんだよね~ 」
「どんなふうに?」
「実際に、歳と共に、死に近ずいているから、、、どんなにカッコ良く、ジイさんが活躍する
シーンを見ていても、フッと、自分の死が頭の隅を横切る、そんな瞬間があるのよ~」
「ふ~ん?」
「だから、同じ映画でも、歳をとってから観ると、印象が微妙に違ってくるんだよ! 」
「ふ~ん? 」
「映画だけじゃなく、文学でも、美術でも、音楽でも、どんなに時代が変わっても、残って
いくのが、名作なんだよ! そして、一番肝心なのは、自分だけの名作を見つけ出すことだよ!
他人が、何を言おうと関係ない、本当に自分がイイと感じたモノだけを追いかけろ‼︎ 」
「うん、解った! 」
果たして、どれだけ解ったのか? わかりませんが、、、、
親父が息子と一緒に、酒を呑むとは、こう云う事か? と、イイ気分になったひと時でした。
次男坊は、十五歳になったばかり。
文字通り、一緒に、酒を呑めるのは、あと五年!
どんなに、ダメな親父でも、正直、あと五年は生き残っていたい ‼︎