物理量とその相補量の波動関数はフーリエ変換の関係にある証明
「物理量とその相補量の波動関数は、フーリエ変換・逆フーリエ変換の関係にある」
ことを、証明します。
相補量とは、その物理量と正準交換関係にある物理量のことです。
|ψ> を状態ベクトルとし、|q><q|をqの固有状態への射影とすると
物理量qの波動関数ψ(q)の定義は、
ψ(q)|q> = |q><q|ψ>
また、別の物理量pの波動関数ψ(p)の定義は、
ψ(p)|p> = |p><p|ψ>
射影をすべて足し合わせると元の|ψ> ですから
|ψ> =∫ |p><p|ψ>dp
ψ(q) = <q|ψ>
= ∫<q|(|p><p|ψ>)dp
=∫<q|p>ψ(p)dp
qとpが正準交換関係を満たすとすると
https://ameblo.jp/kafuka-no-ochan/entry-12511309826.html より
これは、適当に変数変換すると、フーリエ変換であり、
ψ(p)は、ψ(q)の逆フーリエ変換になります。
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