本の話なので、ご興味あれば読んで、みてくださいね。



先日、『ぐりとぐら』を読みました。

とっても懐かしい絵本です。




双子の野ねずみのお話。

この本の著者も姉妹なんですね。



私のようなおばさんが図書館の子供向けの絵本ルームへ入るのは怪しかったけど(笑)、

なぜ突然『ぐりとぐら』を借りたのか?




実は、先日読んだ『お探し物は図書室まで』という本を読み、ストーリーに、この絵本が出てきたのです。



で、久しぶりに手に取ってみようと思いました。

絵本を読むといえば、ヨシタケシンスケさん以来かな。




『お探し物は図書室まで』青山美智子著



こちらは、仕事などの人生に悩める人が、コミュニティハウスの小さな図書室を訪ね、ユニークな司書さんに参考になる本を紹介してもらい、

本をきっかけに、前向きな人生を歩み始めるというお話なのですが、

その司書さんのオススメ本は、一風変わった本も含まれていて・・・



その中の短編に、婦人服売り場で働く20代の女の子の話があり


今の仕事に疑問を感じて、転職のスキルを磨くためにパソコンの本を探しに行くんです。

そうしたら、司書さんがパソコン関連の本と、なぜか『ぐりとぐら』を勧めてくれ、読むうちに、彼女なりの気づきを得ていくという展開。




で、『ぐりとぐら』。

うちにも、この横長の絵本がありましたよ。

何十年ぶりに読んで、とても懐かく、ほのぼのとしました照れ

森の中で、ホットケーキを作る話と思っていましたが、カステラを作る話だったんですね。

長年の思い込みでした。(笑)



あとラストに、ぐりとぐらがカステラを食べ終えて、あるリサイクルをするんですが、これは全く記憶になかった。



この本が書かれた当時は(1967年の初版)、リサイクルという考えはまだなかったと思いますが、

現代に生きる私が読むと、リサイクルと感じるのですね。

本の読み方、受け取り方は、時代や人によってもそれぞれで面白いです!




『お探し物は...』の司書さんもこう言っています。


「...作り手の狙いとは関係のないところで、そこに書かれた幾ばくかの言葉を、読んだ人が自分自身に紐づけて、その人だけの何かを得るんです。」



確かに。全く違うジャンルの本からも、何か気づきやアイデアを得ることもありますね指差し





そして、絵本を読み終えて、気づいたのですが、


ここ最近は、痛ましいニュースがあり、コロナも急増していて、世の中に不穏な空気が流れており、自覚はなかったけどブルーになっていたみたいで。。


無意識に、何かに癒されたかったのかもしれません。

絵本の中の平和な世界を堪能して、ほのぼのとしました照れ




最近はクックパッドなどに、

ぐりとぐらのカステラのレシピもたくさん載っているんですね。

どれも、ふわふわで美味しそうですイエローハート




今日も長々と拙い読書感想文にお付き合い頂き、ありがとうございます。