リーダーです。
 
数年前、かの有名なお酒「宮の雪」をつくる
宮崎本店の社長さんの講演会を
聞く機会がありました。
 
お話がとてもお上手で
講演会において8割の睡眠率を誇るリーダーでも
楽しんで話を聞くことができました。
 
その中で非常に印象的なお話がありました。
 
以下、記憶を頼りに・・・・大まかな内容です。
 
「宮の雪」(細かい種類の名前は忘れましたが)の箱をあけると
「宮の雪」は、さらに薄い紙でくるまれている。
ところが、お客様アンケートから
その薄い紙の不必要性を指摘された。
鬱陶しい
邪魔
無駄
エコじゃない  云々・・・
 
実はその紙には、品質保持の大切な役割があるのだが、
お客様にはその目的が伝わっていないのだ。
 
そこでどうしたか。
・・・・・・・・・
・・・・・・・・・
 
薄い紙に『この紙は品質保持のためにまかれています(的な言葉)』と
印刷をしたのだ。
 
すると、一気にお客様アンケートから
不必要性の意見がなくなったのだ。
 
目からうろこというか、僕には「そこでどうしたか」の後、
何も思いつきませんでしたが
宮崎本店は
最もわかりやすく、最も効率のいい方法で
消費者の意見を180°転回させたのです。
 
品質保持のための紙一枚へのこだわり、お客様を大切にする姿勢、発想力・・・・
非常に大きな感銘を受けました。
 
 
で、何が言いたいかというと
昨日、プリウスを大改造して
ブインブイン飛ばしているお方をみました。
一見、究極の無駄のように見えるのですが。
 
ひょっとして、宮崎本店のような
深いお考えがあっての事なのでしょうかね。
ぜひ、真意を問うてみたいものです。