最近の日本の役者の演技がひどすぎるという話を聞いた。

最近はほとんど見ないがアニメオタクの僕としては声優も含め少し話してみたい。

映画・ドラマでの役者さんの演技が下手なのは演技の事などまるでわからないから
あまりツッコんだ事は言えないのだけど…それでも下手だと感じるレベルなのは
間違いないとおもう。

だがこれはある意味では仕方がない。
本職の役者さん以外の進出というかタレントのマルチ化のせいだろうと思う。

これは起用する側に問題があるといえばある。
アイドル歌手であるとか芸人さんなどが主役などに抜擢され話題性による競争が
激化した為だ。

だが、視聴者が見なければそれまでの話のはずが「 見る 」のだろう。
それで成功してしまえば追従するのは仕方がない。
需要があるから供給されるのだ。

つまり視聴者に最大の問題があるのだ。


ここからは持論も交えて演技を語るが単純に下手と言ってしまうのは
少し言い過ぎだろうと思う面も確かにある。

下手なように感じるが普段の生活に置き換えれば「セリフ」に感情を込めて
話すことなどそうザラにあることではない。
つまり、リアルさを追求していけば演技としては下手になっていくものなのだ。

では演技とは「 デフォルメ 」なのだと言い換えることは出来るのではないだろうか?
例えば普段話すとき余計な間があったり、伸ばしてみたりと無駄がある。
これを抜いて、感情が現れる部分を強調して発音したりすることが演技なのである。

僕は日本の作品は見ないが海外のドラマや映画はよく見る
これは別にカブレているわけでは無く。
演技力と関係なく見れることが多きいのだと思っている。
外国の言葉で外国の文化内における演技をしているから下手か上手いかさっぱりわからない。

アメリカではシュワルツネッガーやブルース・ウィルスは演技が下手だという。
だが僕は下手だと感じたことはない。
同時にアントニー・ホプキンズやトム・ハンクスの上手さも感じない。

本当にわからないのだ。
だから純粋に作品にのめりこめる。

さらに海外に比べて下手だという批判も僕にはわからない。
国内向けのドラマなのだ。
国内の需要を満たしていればそれでいいのだ。
比較して上手い下手を論ずるのなら映画祭などに出展するような作品の
役者さんの演技で論ずるべきなのだ。

話はかなりずれるが
実はアニメ界でも演技力の低下が指摘されている。

僕が最近アニメを見なくなった理由は萌絵ばかりになったからだが
そのころ演技力をどうこう思った記憶がない。

監督であれプロデューサーであれ、作品を決定づける人が
それでいいと判断したのなら、それはそういう作品としてみるのが正しいのではないだろうか?