
6月の終わりに見に行ってました。
当たればいいなぁ、くらいで申し込んで、
運良くあたって、ふらっと劇場に入ったのがそもそもの間違いでした。
会場の静かな熱気は、洋ちゃんファンのせい。すごいよ、大泉洋。
プロローグのアナウンスからセリフの細部まで、大泉洋演じる木偶太郎のための世界が繰り広げられる。完全にあてがきです。
満を持しての洋ちゃん登場で拍手喝采。
ものすごく心地よいけど野田マップよりはゆっくりめなスピードで進む1h45mは本当にあっという間。山崎一さんや高橋克己さん、大好きな峯村さんのおかげもあって、笑いまくりました。
もしかしたら、二階席の隅っこでマダムにカバンぶつけながら座席についたその時から、シェイクスピアのから騒ぎの世界が始まっていたのかもしれません。
楽しんだ終演後、パンフレットを買おうと意気込んでお財布を開き、実はすっからかんだったことに内心怯えながら「残りの100円までたどり着いた!」と安堵したのも束の間、掴んだその先にはアジア系の知らないおじさんの顔が見えて絶望したこともまた、素敵な舞台にふさわしい終わりだったこともまた、ここに記します。
なんで台湾ドルがいるのだ!