山口祐一郎さんを
『30代後半か、いっても40代前半だ』と思っていたらば、
もう50歳に手が届きそうなお年頃。

その上、
『コロレド』大司教を『ルドルフ』大司教と間違えたのは、あちしです。

特に確かめもせず、それっぽい役名を書いたのが間違いでした。
どなたも訂正してくれなくて、ありがとうございました。
こういう場合は、ほっといてくれるのが一番幸せです。
(私、こういうところは、妙にプライドが邪魔するのです。
意地っ張りで、すみません。阿知波悟美さん、歌が上手すぎ。)

さて。

『モーツァルト!』の観劇をソワレに控えていた日、
朝から大分は九重に、紅葉に酔いしれに出掛けておりました。

早朝から高速に乗り、
眠い目をこすって車を走らせ、
後ろから来た車に、
大いにクラクションを鳴らされた、
時速120km/hの2時間。

まもなく到着かに見えたら、

『この先通行止め。期間:当分の間』

と、アバウトな標識に迂回路8km。

土曜日の人ごみ・車ごみにもめげず、
到着したのは、
狸メイクをした従業員だらけの、
九州の番組では結構紹介されている
茶屋『二匹の鬼』(姉妹が経営。従業員はみな、語尾に『ぽん』を付けてしゃべる)
が存在する、九酔峡(きゅうすいきょう)。

綺麗なのよ、紅葉が。
気持ちいいのよ、滝のマイナスイオンが。

目の保養をした後は、
温泉にでも~!
と、近くにある露天風呂に入りに行ったのだが、
『女湯』
の暖簾をくぐると、
その奥に見えたのは、

オジサマの背中。

こ・こ・こ・混浴!?

一般的に見てもまだ若いあちしが、
たった500円ぽっちで、
こんなお日様の輝く日に、
肌をさらせるわけがないでしょうが!

と、
渋りのかけらもなく、
断念。

せっかくなので、
ちょっと足を伸ばして、
炭酸水の湧き出るところで、やっぱり露天風呂。
一人貸しきり状態で浸かっていたら、
後から入ってきたオバサマに地元人と間違えられる。

『このシャワーから出る水は、飲めるんですかね?』

長崎から来たというその御婦人は、

『飲めます』

と、
わざわざ書いて
わざわざ設置してある
水飲み場を無視して、

『私、初めてなものでわからないんです。』

と、初めての私に聞いてくる。

アナタと私以外に誰もいないし、
私は湯船に浸かってるのだから、
誰も何も邪魔をしない、
『飲めます』と書いてる場所の水を、
セレクトすればいいじゃない。

迷惑そうな顔をする心内の私を閉じ込めて、

『飲めますと書いてる所だけだと思いますよ』

と、仏のような笑顔で答えておいた。

いいさ、婦人が長崎から来たからって。
いいさ、初めてだから知らないのだって。
いいさ、『おとうさ~ん、この水飲みんしゃ~い』と壁の向こうの旦那と話したって。

ただ、
私が一人で湯に浸かり、
私が一人で首尾よく振舞っていたからって、

こんな天気のいいウィークエンドに、
私が一人で、田んぼに囲まれた秘湯に近い温泉地に来ているだなんて、
決め付けないでくれ!

私は、
知らない土地でstrangerと見られるのが好きじゃなくて、
一人で行動するのも苦手じゃない、
温泉嫌いの仲間と日帰り旅行中の、
女なのですよ。

推測で判断しないでください!

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