niftyのショートムービーでこんなのを見つけた。
まずは、飛んで観て頂きたい。
監督曰く、
演劇の『言葉を重視する』姿勢で表現を試みたらしい。
観賞した方からのコメントにも
『演劇っぽい』との数々のお言葉。
もしこれが、
芝居を見たことのない人の持っている、世間一般な意見だとしたら、
こんな寂しいステレオタイプは、ない。
監督は、
言葉の持つ『意味だけ』に魅了されたのか?
演劇の脚本に、
明らかに教訓めいた台詞を入れるのは、
『かっこ悪い』ってな風潮が(私の周りに限らず)ある。
それに、
『独白』を入れる芝居は、
ときに芝居のリズムを崩したりするから、
例えば海外の古典もので観るような
『どうしてあの時、私はこうしなかったのだろう?あぁ、どうしてなんだ?』
という類のものは、
よっぽど流れに乗ってないと、
浮く場合がある。
特にこの『化けて出てこい』という作品は、
役者の吐く台詞に、
隙間風が大きく音をたてているせいか、
何を言っているのかさっぱりわからない。
ただ隙間なく言葉を並べ立てる事が、成長した演劇じゃないって事を、知っておいて欲しい。
映像がいいだけに、
残念なこだわりを持ったもんだと思います。
以上、ハヤシがレポートしました。