かふぇ~で、かっふぃ~タイムの早朝。

「見たことあるなあ」

外をぼ~っと眺めている男が一人。ちょっと業界人っぽい。

「誰かなぁ?…ダメだ、思い出せない位の人だ」

諦めて、
手元の書類に目を遣る。
「………わからん!」

隣の二人組がうるさく、文字を読むのにも、苦戦。

集中力が欠け、頭にいっそうモヤがかかる。

「だから、お前は誰なんだ?
教えて…教え…おし…おし…おち…おっ…。」


「おちまさと」か!

…、
…、
…、
思考の過程にいささかフィクションがあることは、目をつむって。
どのみち『よくは知らない』レベルだった事に、偽りはないから。
戦いの後は、
ゆっくりとコ-ヒ一でも、どうかしら?

静寂と共に、
COFFEE BREAK…