今日は何位かしらん?
8月26日 『姫が愛したダニ小僧』 in 広島アステールプラザ大ホール ソワレ

作・演出・出演:後藤ひろひと
出演:ユースケ・サンタマリア、富田靖子、高杉亘、佐藤康恵、大路恵美、松永玲子(ナイロン100℃)、松村武(カムカムミニキーナ)、Piper(川下大洋、山内圭哉、竹下宏太郎、腹筋善之助)、ラサール石井
『洗濯娘』
と呼ぶ時の、すみれ姫(富田靖子)の言い回しがお気に入りなのは、
彼女が洗濯娘(佐藤康恵)を見つけた時のキラキラした目が、とても印象的だったから。
まんまと彼女の世界に巻き込まれてしまったというのが、率直な感想。
カビ人間の時ほどの感動はないけれど、それでも渡辺フリードリッヒ(竹下宏太郎)から殺されてゆく仲間たちを見ていると、こらえきれないものを感じていた。竹下宏太郎さんの子悪党ぶりは、観ててイライラするね。
素晴らしいよ、子悪党。どこまでもズルい、小さい!
だんご虫丸めて、そんでもって指先であっちこっちに飛ばして、ニヤニヤしてそうな勢いだ。
同じく、大路恵美さんのベアトリーチェ・麗子(自称ウネ)もなかなか。
ブタ女を演っていた松永さんに通じるものを、ひとりで感じまくっていた。
『麗子って、玲子の間違いじゃないの?』
なんて、失礼な事を思ったり。
そう信じてしまうくらい、ぶっ飛んだ台詞もマッチしてたのです。
(ブタ女は、もっと見たかったなぁ。待って~待って~、やっと来た~!と思ったら、グッサリやられるんやもん)
橋本ゆうじ君(山内圭哉)も、劇団ひとり以上の新境地を切り開いたアホアホぶりで、
城一郎(高杉亘)の卑怯をかる~く上回るメリハリだった。
パンフのズラ写真、どっかでみた事のある感じ。
今回の芝居、相対的にズルい役どころが多い。
卑怯大好き人間の私からすると、大満足の人物ばかり。
松村さんの唾だって、生半可な量じゃなかったけど、
でも魅力的だったのはドシテ?
…答えは、卑怯でおバカな役だったから。
私の好みにジャストフィット!
って、ちょっと違う気もするけど、まあまあそこは勘弁。
しかし、大王の書く本は何故だかそちらの世界に連れて行かれる。
ストーリーテラー(後藤ひろひと)が、飯田(ラサール石井)を自殺しないために聞かせていたお話かと思いきや、結局は全部繋がっているのだもの。
『よくある手法』と言われればそれまでだけど、
それでも話の持って行きかたが、何か違うんだよね。
先が読めてしまっても、場面にたどり着いた時に
『うわぁ!』
と思って、感動してしまう自分がいるんだよね。
だから大王の作品は、
やめられない。
追記
腹筋さんや川下さんのことや、そのほかについての話は、後日改めて書きます。
というわけで、ワンクリックお願いします
8月26日 『姫が愛したダニ小僧』 in 広島アステールプラザ大ホール ソワレ

作・演出・出演:後藤ひろひと
出演:ユースケ・サンタマリア、富田靖子、高杉亘、佐藤康恵、大路恵美、松永玲子(ナイロン100℃)、松村武(カムカムミニキーナ)、Piper(川下大洋、山内圭哉、竹下宏太郎、腹筋善之助)、ラサール石井
『洗濯娘』
と呼ぶ時の、すみれ姫(富田靖子)の言い回しがお気に入りなのは、
彼女が洗濯娘(佐藤康恵)を見つけた時のキラキラした目が、とても印象的だったから。
まんまと彼女の世界に巻き込まれてしまったというのが、率直な感想。
カビ人間の時ほどの感動はないけれど、それでも渡辺フリードリッヒ(竹下宏太郎)から殺されてゆく仲間たちを見ていると、こらえきれないものを感じていた。竹下宏太郎さんの子悪党ぶりは、観ててイライラするね。
素晴らしいよ、子悪党。どこまでもズルい、小さい!
だんご虫丸めて、そんでもって指先であっちこっちに飛ばして、ニヤニヤしてそうな勢いだ。
同じく、大路恵美さんのベアトリーチェ・麗子(自称ウネ)もなかなか。
ブタ女を演っていた松永さんに通じるものを、ひとりで感じまくっていた。
『麗子って、玲子の間違いじゃないの?』
なんて、失礼な事を思ったり。
そう信じてしまうくらい、ぶっ飛んだ台詞もマッチしてたのです。
(ブタ女は、もっと見たかったなぁ。待って~待って~、やっと来た~!と思ったら、グッサリやられるんやもん)
橋本ゆうじ君(山内圭哉)も、劇団ひとり以上の新境地を切り開いたアホアホぶりで、
城一郎(高杉亘)の卑怯をかる~く上回るメリハリだった。
パンフのズラ写真、どっかでみた事のある感じ。
今回の芝居、相対的にズルい役どころが多い。
卑怯大好き人間の私からすると、大満足の人物ばかり。
松村さんの唾だって、生半可な量じゃなかったけど、
でも魅力的だったのはドシテ?
…答えは、卑怯でおバカな役だったから。
私の好みにジャストフィット!
って、ちょっと違う気もするけど、まあまあそこは勘弁。
しかし、大王の書く本は何故だかそちらの世界に連れて行かれる。
ストーリーテラー(後藤ひろひと)が、飯田(ラサール石井)を自殺しないために聞かせていたお話かと思いきや、結局は全部繋がっているのだもの。
『よくある手法』と言われればそれまでだけど、
それでも話の持って行きかたが、何か違うんだよね。
先が読めてしまっても、場面にたどり着いた時に
『うわぁ!』
と思って、感動してしまう自分がいるんだよね。
だから大王の作品は、
やめられない。
追記
腹筋さんや川下さんのことや、そのほかについての話は、後日改めて書きます。
というわけで、ワンクリックお願いします