11:00AM、携帯電話が鳴る。

関西弁、
割れんばかりの大きな声、
おとこ。

男:『もしもし?○○という会社で、東京・大阪・名古屋に店を持ってる者なんやけど。
ごめんね、寝起きのところに。こんにちは。…こんにちは』

受話器から30センチ離れても聞こえてくるでかい声に、すでにうんざり気味の私。しかも、寝起きじゃない。

私:『…、こ、んに…ち…は…』

男:『もしかして、疑ってる?全然、そんなんと違うよ~。キャッチじゃないから。今ね、女性を対象にこうして電話をかけさしてもらってるんやけど、ほんまごめんな、寝起きに。で、こんな時間に電話に出られるって事は、お仕事休みなん?それとも、学生さん?』

男性であっても切らないくせに。だから、寝起きじゃない。休学中なので学生でもないし、仕事が休みなわけでもない。
全部はずれで、腹が立ち始める。


私:『この電話番号は、どこで入手したんですか?』

男:『ランダムに掛けてんねん。それでたまたま掛かったから、こうして話してる。で、学生なんやろ?』

あれこれと勝手に決め付けやがって。苛立つ。

私:『いま、忙しいので結構です』

と、切ろうとした時、35センチ離れた電話から、怒鳴り声が響く。

男:『「どこから番号手に入れたんですか?」って聞いた途端に「いま忙しいんで」と女は切ろうするやろ。ここまで素直に話とるんやから、素直に聞けや!だいたい、こんな時間に寝起きやなんて、時間があるに決まっとるやろ?なぁ?聞いとんのか?何があって忙しいねん。』

バカ、寝起きじゃない!

私の逆鱗を知っているかのように、なにかと触る男。ものすごい怒りがこみ上げ、携帯を握っている手が震える。




…疲れたので、続きは後で書きます。
電話番号と会社名を晒してやりたいが、我慢・我慢。
だいたい、実在する企業なのかもわからないしね。