パリアッチ・ブログ』を覗いていると、
結構厳しい意見が飛び交っている。

過去、私はこの芝居を『面白い』と評した。

もちろん、不満だってあったさ。

会話のテンポが、実はいまいちだったこと。
謎が多いのが魅力的な倉持作品なのに、簡単ではあるがパンフに解説を載せてしまったこと。

でも、

もし、
わかりやすい芝居にしたら、
『もっと客を突き放したものを期待していたのに』
と、残念がる人がいるだろうし、

もし、
パンフレットに解説がなかったら、
『何を言いたいか良くわからない』
と、不満を言う人が増えるだろうし、

もし、
かっちり固定した演技だったら、
『成長がない。舞台は変化するから面白いのに』
と、足を運ばなくなる人が出てくるだろう。

ただ、
本当の所は、
人それぞれの受け止め方に寄るので
観にきた皆が
『面白い』
という作品を作ってしまえるのは、

難しいことであるし、

気持ち悪いことでもある。



話をきれいにまとめて苛立せてしまうことを承知で言うけれど、
ブログや独自のHPに
『観た』
とだけの感想があるだけよりも、
『この芝居をみて、こう感じた』
と、プラスでもマイナスでも意見が飛び交っていると、
『いい作品だったなぁ』
と面白く感じるわけです。

厳しくも、厳密な感想としては、
こんなところかしら。