「いま劇場から帰り着きましたぁ~。舞台、とっても面白かったですp(^_^)q 片桐さん、小林さん。千秋楽お疲れ様でしたぁ(^0^)/」

てなことを書く奴が、最低一人はこの世にいるだろう?語尾の「あ」小さく伸ばして見たり、絵文字を頻繁に使ってみたり。特に「お疲れ様」と上から見た挨拶を出来る日が、いつ来ると思ってんだ!!!!!!!!
にゃぁ~!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

どうも、湯田温泉駅のちっぽけさに言葉を失いかけたあちしです。
新山口駅で降りる準備をしていた時、ふと見た足もとにはギターのピック。「TOKYO」は素直に読めるのに「MATSUYAMA」には手こずってしまいました。次の「CHIHARU」との因果関係を見つけるのに、随分な道のりがあったものです。そんな千春との偶然な出会いに気を留めるでもなく行ったのは、山口情報芸術センター。「大階段の横に、象の像かよ!」と小ツッコミを入れるでもなし、とりあえずきれいな施設だと言うことに満足して、ラーメンズのライブが行われる劇場へと足を進めたのです。
以下は、単純な感想たち。


ラーメンズ第15回公演「アリス」 in 山口
作・演出:小林賢太郎
出演:ラーメンズ(片桐仁、小林賢太郎)

映像では結構見ていたのだけど、生の舞台は初めて。ついでに芸人の舞台も初経験の私。不安はないが「ミュージカルがそうであるように、お笑いライブの掟はあるのかしら?」とちょいビビリ気味に席に着き、開演までに数秒仮眠を取った。最近、客席で寝ちゃう癖が付いちゃって、自分でも困り気味でがす。
開演時間がやや伸びだったものの、黒基調の舞台装置に大正ロマンっぽい音楽がおしゃれさを増す。芸人におしゃれな演出。一見不釣合いなこれらを見事にマッチさせてしまうのだから、『彼らは本当に芸人か?』と疑う心は晴れない。
観てて思ったのは
『笑おうと思えばいつまでも笑えるけれど、やめようと思ったらいつでも止められる』
ということ。
決して『つまらない』という意味じゃない。単純に笑うことを止めたら、演劇要素たっぷりな一つの芝居として楽しめるということよ。だから、敢えて途中で笑うのを止めてみたんです私は。そしたら、途中で我慢できなくなっちゃった。面白いものは、声に出して笑ってしまうものなのな。私が好きだったのは『不思議の国の日本』のなかの、三重県の部分。さんじゅうは素敵だった。島根県は、ちょいと馬鹿にしすぎだ。怒られるぞ、島根賢人に。違った…だけど敢えて修正しないでおきます。シマネケンジンバンザイ。
あとは、ドイツ村の県だな。千葉に、富山に、大分か。三大ドイツ村県。plus沖縄か。
『日本には、ドイツ村が4村存在する。』
私は大分のドイツ村に行ったことがあるので知っていたけれど、他3県は知らなんだ。
(といってもそこのドイツ村は、メルヘンなお家がぽつぽつ建ててあって、『売ります』って表示されてるところなんだけどね。あんな山奥で『ドイツ村』と記念碑が掲げてあったって、あたしゃ住みたくないと強く思ったものだから、印象が強かったんです)
かつては、長崎にもオランダ村が存在したのに。あ、今再建されたんだっけ?まあいいや。
あとは「大分」のダイフンならぬオオプンに、「熊本」のクマポン、「長崎」の「ちゃんぽん」でしれ~っと西郷さんだ。

たった1時間半の公演だったけど、演る方も疲れただろうが、観る方もかなり疲れた。
決して「つまらない」という意味じゃない。単純に笑うことを止めなかったから、頬がべらぼうに疲れただけの話。映像は圧倒的にコバケンだが、舞台は美技ギリジンの方が魅力的だわ(←打ち間違えたけれど、美技でいいじゃんと思ったので、残します)。惚れちまおうか、仁さん。
うそ。
ただ文句を言えば、隣に座っていた高校生女子よ。拍手の音が大きくて耳がキンキンしちゃったぞ。んでもって、座って左足を立てて右足かかとを左足足首につけて両腕でひざを抱えたしぐさで「素顔のままで」と叫んだ仁さんに笑っていたけど、本当にわかっていたのかしら?
うそだろ!
ついでに小林賢太郎さん。メンズノンノでモデルしちゃったですって?しかも、浴衣ぁ~?
うっ、そうだね。一応見てみるよ。

そういやカテコの「やまぐち」であいうえお作文。
や 山口のみなさん
ま まことに申し訳ありません
ぐ 具がなくなってしまいました
ち ちくわが届きました
こんなんだっけか?ちくわ。確かに山口に行くと、必ずちくわを買う我が家族。山口と関係あるちくわが出てきたので、ちと笑ってしまった。うん、面白かった。

ま、アンケートには「大満足」と書いておいたけど、実際は腹八分がちょうどいいってことで。
役者片桐。芋虫とのセッションに何の違和感も感じさせることなく、これからちと、面白くなる人物かもしれない。
とりあえずは7月の倉持作品「パリアッチ」を期待してます。