昨日の文章を思い出しつつ味付けしてUPです。意味がわからない方は「移動中は熟睡でよろしく」のところを読んでくださいな。

日曜日にBSで「東京のSF」が放送されていたらしい。先週の「赤鬼~日本バーション」も見逃すし。それもこれもうちにBSが入っていないからだ!
と、悔やんでもしょうがない。終わったことだし、何より劇場でみた作品だから。(赤鬼は数年前にロンドンで公演されたものを映像で観たに過ぎないけれど)
ふと思い出したことなので、東京のSFについて少し。
これは確か、3年前の冬だったと思う。うちの芝居の公演が終わり、翌日バラシをしてその足で飛行機に飛び乗ってソワレを見に行った。間違いない、1月の出来事。
いつまでも眠らない街「歌舞伎町」の一番奥に劇場がある事を到着して初めて知り、ネオンに照らされながらコマ劇場しか見ないで歩いた記憶がある。だって、それなりのお兄様方がわんさかいるんですもの。今は客引きの禁止条例が出来て、キャッチも個人に近寄れなくなったけど、そのときはただ店ごとに暗黙の境界線があっただけで、縄張りに獲物が入ってくれば自由だったから。中には肩を組んで無理やりに店へ連れて行こうとしている人もいたらしいが、本来その行為は法に触れるらしく、誰だったか「あなたが許可なしに腕をつかんだりしたら、あなたを訴えることが出来るんですよ。俺は最高裁まで行きますからね」とハッタリかました奴がいた。最高裁とはオーバーかもしれないが、警察沙汰はかなり困るらしいので、この脅しはかなり効果的だといっていたっけ。
そんなこんなで着いたコマ劇場地下のシアターアプル。通路までお客があふれていたのは鮮明に覚えているけれど、一体どんな芝居だったかはよく憶えていない。「出てくるだけで面白いと感じさせる俳優もいるのだな」と思ったのは、客演の渡辺えり子さん。同じく客演の中村まことさん(猫ホテの俳優。このブログだと、土色の恋情のところに画像があります。左の人が本人で、右は怪しさが得意だろう池鉄さん)は、あれだ、特に憶えてない。うん、憶えてない。今は素敵な人だと思います。
この芝居で一番気に入ったのは、安澤千草さん。大倉さんと夫婦役をやっていたと思うが、変なところでいちゃいちゃする掛け合いがお薦めだす。もちろん、犬山さんと峯村さんの掛け合いも好きだったが、何より、犬山さんと松永さんが「似てるなぁ」と強く感じた。同じ劇団にいるとその色が出てくるのが、似るんだよなぁ、みんな。確かに違うんだけど、似てるんです。長年連れ添った夫婦がお互い似てくるみたいにね。

…少し書いて見たら思い出すかしらと思ったけれど、やっぱり思い出さなかった。
どなたか、「ここが良かった」と思うところがありましたら、コメント下さい。シナプスを修復するためにも、どうか。

さて、今日は福岡市民会館に芝居を見に行きます。正直、期待はしていません。でも久々の芝居なのでとても楽しみであります。ここ2ヶ月ほど芝居はおろか、遊びにさえ行ってなかったから。こんな女でもいろいろとやるべきことが多いの何の。あまり生活じみたことはカフカ的日常想記に書くとして、今からまたあれだわ。昨日は連続した地震があるし、花粉症は地獄の様だし。今週末は東京に行かねばならなくなったし。

ややこしや。
それより、タイトルと関係ないこの文章をどうしようか?