「想定内」のlivedoorは、新株予約権の発行も阻止。
裁判所は司法の独立性を保って、客観的判断を下した。

そう言えば、私は経済学部に所属しているけれど、株式のことは表面的なことしか学ばなかった。
(そもそも経済というのは、儲け云々を学習するところではないのだけれど)
今回のことが、人々の株式に対する興味関心を高めたのなら私としては嬉しいことではある。テレビのニュースがこぞって株についての特集を組み、「新株予約権」や「株の大分割」などをわかりやすく解説してくれる。3週間前に放送された某番組のホリエモンに対するクダラナイ質問の数々に比べたら、社会に貢献していること間違いない。

しかしながら、フジの36%に対してlivedoorは46%の株保有率。ここまで買収を可能にしたということは、堀江社長率いるlivedoorの実力だろうけれど、そこを感じ取れないのが何とも辛い。
なに?あの寝返りの早さが魅力なの?一緒に手を組みましょうってかい?
まるで、細木和子の占いと同じじゃない。彼女よりはぶっきらぼうで緩急のつけ方が劣るものの、やり方としては殆ど似た印象を受けている。あれが人間の心を掴むコツなのかしら?
それにしても株の保有率。25%でもすごいことなのに、その認識は余り広まっていないのは、ちと悲しい。そして、このニュースの後に流れるのが、必ずと言っていいほど中西議員のあの話っていうのは、もっと哀しい。

日本のマスコミも人間も、賢くなったのか馬鹿になったのか、よくわからない今の時代。
私は今を生きることで精一杯だけれども、それにしても小泉総理の意見のごとく、「いいんじゃないんですか」の他人事意見で済ますことが多い。加えて堀江社長の発言に対して「具体性がない」との返答をする人をニュースでよく目にしたが、それはあんさんも同じでないの?
livedoorがどんなことをしている企業なのか、今一把握できていない私がこんなことを言うのもかなり奇妙極まりない話。だから、詳しいことを知ってから発言することが何より大切なのよね。