つい最近ビデオレンタルが開始されたので、早速借りて鑑賞。
随分前に何かの本で、いやパンフかな、ケラさんが「(深津)絵里ちゃんと、女詐欺師の話をやりたい」といってたが、こんなに早く実現するなんて思ってなかった。まして、生瀬さんに余貴美子さんが出演となったら観に行くしかなかったけど、ちょうど試験中で行けなかった。悔しかったから、今回観られて、ワタシサイコウ!
さて内容は、詐欺師でカメレオンの唇だけあって、口から出ること嘘だらけ。嘘じゃなくても、嘘かと疑ってしまう。嘘であっても、嘘だと信じない。嘘に嘘で返すと、それは嘘じゃなくなる、わけがなくて、その・・・。素直に観ればいいのにさ、嘘にしちゃいたくなるんだよね。嘘でなくても。そんな・・・・・感じよ。確か。
もういいや、次行こう。
私、ケラ作品で泣いたのはこれが初めてだ。確かにナイロン色の強い作品で、最後もハッキリとはわからない部分もあるんだけど、深津&堤ペアの嘘じゃない愛情に、涙が出ていた。この2人のまわりはそりゃ汚いさ。み~んな、死んじゃったんだもん。殺したの、彼女だし。
でも、彼女が今までずっと嘘をつかなければならなかった根本的理由があった。彼女は、人を信じることが出来なかったから嘘をついたんじゃない。騙される前に、騙そうとしたんじゃない。一人の人間を守るために、嘘をついた。そう、たった一人の弟のためにね。結局は姉弟の愛情が、すべてをカモフラージュしてしまって、作品自体を美しく魅せているのだけど。
嘘なのにねっ。
「すべての犬~」みたいだ。嘘だとわかっていながら、嘘を信じているふりをし、嘘をつき通す。
途中、チェーホフの言葉が出てくるのだけど、なんだったか忘れたな、きっと「真実は誰にもわからない」ってな感じだったよ。そりゃ、人間の解釈が入ってしまうわけで、真実なんて、存在しないのさ。へへへ。
余貴美子さんが芝居の端々で「三人姉妹」の台詞を練習するシーンがあるんだけど、これは彼女が実際に「三人姉妹」をやっていた事から来てるのかしら?それはともかく、深津絵里さんから「小劇場役者」と言われて憤慨したり、「役者は貧乏だ」と言ってみたり。結構、生々しさを出すもんだから、笑っちゃったわ。あと、生瀬さんが怒鳴ると本当に怖いわね。観てて、そっぽ向きたくなっちゃった。イヌコさんは、彼女がナイロン不足を補っていて、十分素敵だった。病気持ちは、よくやる役ね。山崎さんは、がっちりしてて外さない所にうなずき。堤氏は、ドラマで見せるコメディーさが、ちと薄かった。もっと、ボケボケさんやれるのにね。ボケの部分だけ、ナイロンの役者にさせてたら、面白かったろうに。紳士的な場面だけ出てきて「あんた奇面組?」というイヌさんのつっこみをね。
端々で、惜しかった。
うん、仕方ないな。もう一度、観ようかしらっ!
随分前に何かの本で、いやパンフかな、ケラさんが「(深津)絵里ちゃんと、女詐欺師の話をやりたい」といってたが、こんなに早く実現するなんて思ってなかった。まして、生瀬さんに余貴美子さんが出演となったら観に行くしかなかったけど、ちょうど試験中で行けなかった。悔しかったから、今回観られて、ワタシサイコウ!
さて内容は、詐欺師でカメレオンの唇だけあって、口から出ること嘘だらけ。嘘じゃなくても、嘘かと疑ってしまう。嘘であっても、嘘だと信じない。嘘に嘘で返すと、それは嘘じゃなくなる、わけがなくて、その・・・。素直に観ればいいのにさ、嘘にしちゃいたくなるんだよね。嘘でなくても。そんな・・・・・感じよ。確か。
もういいや、次行こう。
私、ケラ作品で泣いたのはこれが初めてだ。確かにナイロン色の強い作品で、最後もハッキリとはわからない部分もあるんだけど、深津&堤ペアの嘘じゃない愛情に、涙が出ていた。この2人のまわりはそりゃ汚いさ。み~んな、死んじゃったんだもん。殺したの、彼女だし。
でも、彼女が今までずっと嘘をつかなければならなかった根本的理由があった。彼女は、人を信じることが出来なかったから嘘をついたんじゃない。騙される前に、騙そうとしたんじゃない。一人の人間を守るために、嘘をついた。そう、たった一人の弟のためにね。結局は姉弟の愛情が、すべてをカモフラージュしてしまって、作品自体を美しく魅せているのだけど。
嘘なのにねっ。
「すべての犬~」みたいだ。嘘だとわかっていながら、嘘を信じているふりをし、嘘をつき通す。
途中、チェーホフの言葉が出てくるのだけど、なんだったか忘れたな、きっと「真実は誰にもわからない」ってな感じだったよ。そりゃ、人間の解釈が入ってしまうわけで、真実なんて、存在しないのさ。へへへ。
余貴美子さんが芝居の端々で「三人姉妹」の台詞を練習するシーンがあるんだけど、これは彼女が実際に「三人姉妹」をやっていた事から来てるのかしら?それはともかく、深津絵里さんから「小劇場役者」と言われて憤慨したり、「役者は貧乏だ」と言ってみたり。結構、生々しさを出すもんだから、笑っちゃったわ。あと、生瀬さんが怒鳴ると本当に怖いわね。観てて、そっぽ向きたくなっちゃった。イヌコさんは、彼女がナイロン不足を補っていて、十分素敵だった。病気持ちは、よくやる役ね。山崎さんは、がっちりしてて外さない所にうなずき。堤氏は、ドラマで見せるコメディーさが、ちと薄かった。もっと、ボケボケさんやれるのにね。ボケの部分だけ、ナイロンの役者にさせてたら、面白かったろうに。紳士的な場面だけ出てきて「あんた奇面組?」というイヌさんのつっこみをね。
端々で、惜しかった。
うん、仕方ないな。もう一度、観ようかしらっ!