水にぷかぷか浮かんでる
だんだん身体が沈んでく
なのに、身動きひとつせず
ぬくもりも冷たさもない
液体の中へ堕ちていく
それはひどく心地よくて
のみこまれてしまいたい
とけてまじわりたい
と願う自分がいる

心臓が警告するように
大きな音をたてて鳴く
痛い苦しい泣きたいやめて
涙があふれるから
現実に戻りたくない
戻ったら死にそうなの
眠らせて
生きる為に
まだ死にたくない

死んでもラクにはなれない
そう言い聞かせた
死んでも魂は生き続けるから
変わらぬなら生に賭けたい
死は成立したら戻れないから
死んで喜ぶ人がいるなら
精一杯生きてやろう
死んで泣く人がいるなら
ありがとうを届けよう

明日、目が覚めたら
笑えるようになっていたい