理由もなく泣きたくなる夜
ウイスキーを流し込んだような
喉の痛みと消えない不安
私は何を求めているの?
夜空を眺めて星を数える
あと何回数えれば見つかる?
月明かりが街を照らし続け
街明かりが人を照らし続け
蛍光灯に照らされ続ける
そんな私はいつも部屋の中
いつのまにか握っていた携帯
やんわり私の顔を照らす
親指が触れた通話ボタン
力を入れれば繋がるのに
震える指で光を断ち切って
また私はヒトリ闇の中へ
何かを求めるように伸ばした
助けを求めるように叫んだ
全ては闇の中へと隠れて
誰の元へも届くことはない
月明かりが街を照らし続け
街明かりが人を照らし続け
蛍光灯に照らされ続ける
そんな私はいつも部屋の中
少女のような夢は終わった
冷凍された心を溶かして
かじかんだ指先を温めて
強く優しく抱き締めてほしい