雨に濡れた銀色の糸

自由を奪われた身体

流した涙は雨に消えて

身体は糸に絡まってゆく




嗚呼、言葉が喉を詰まらせる

泣きたくてももう泣けない

嗚呼、全身が麻痺している

もう眠らなきゃいけないの?




いつかこの身体は消える

もう少しだけと願ってみても

銀色の糸が許さない

これが運命というもの?




嗚呼、あの空に投げた想い

溶け込むように姿を消した

嗚呼、閉ざそうとしない瞼

何かを目に焼きつけている




嗚呼、精神だけが生きてる

いっそ全て眠らせてほしい

嗚呼、受けとめられない現実

どうしたら消えてくれるの?